2015年9月5日土曜日

サビ取り

引き続きManeuverのレストアです!
再使用するパーツを選定して、錆び取りなどをしたいと思います。

リムは大好きなARAYA 7Xなので磨いて使う事にしました!当然です!
まずは真鍮のワイヤーブラシで表面の汚れを落とします!
かなり白く酸化してて 手強い!
その後Metal Polishで何度も磨きあげ、なんとか見れる状態になりました。
ポリッシュ仕上げまではいかないけど少し光沢を取り戻しました。

ハブは台湾製のJoyteckなので期待してませんでしたが、ベアリングだけは精度の良いモノを使っていたようで前後共に全く磨耗がなく30年近く経ってるのにギラギラ光ってます!
グリースも当時のブラウンの色のままで、全く磨耗がありません。当時のハブは台湾製でも精度が良かったんだなと感心します!

90年代からの中国製のハブは、本当にロクな製品を見かけません。高級品でも中国製は避けます。もしくはベアリングだけ日本製に打ち替えます!
話逸れてまーすm(__)m
台湾製JoyteckにはNutecのグリースはもったいないと思ったけど感動したので気前よくグリップアップ!
MONGOOSEの文字も綺麗に入ってるので、再使用する事に決定!回転もスムーズで全く問題ありません。今時ナット止めのハブも貴重です!

シートポストは台湾製ですが、40cm以上の長さの26.0は入手困難なので、再利用決定!
でもこの鉄板のヤグラだけは許せません!
アルミのヤグラでぴったり合うヤツを発見!よっしゃー!^ ^
サドルはBMX色を出す為にプラサドルにする案が浮上中。

ManeuverはMTBとBMXの間の子を目指して開発されたモデルです!私がマングースの本社に行った時に丁度リリース直前で名前は忘れてしまいましたが結構年輩の方が開発したモデルで その方に丁寧な説明を受けました。マングースがBMXの老舗メーカーとしてMTBに参入し、世界チャンピオンのジョントマックも在籍していて時代はマングースの天下でした!MTBがもはや流行りでは無く今後も定着するカテゴリーである手応えを各社が感じていたと思います!こういう時代にBMXとMTBの美味しい所を合わせて一粒で二度美味しい商品を開発する心のゆとりに当時は感動したモノです!同じコンセプトのバイクは他社には存在せず このmaneuverが未だに唯一無二です!

このモデルの最大のMTBらしい特徴の一つでもあるトリプルギアですが...
私の目にはコレがスタイリッシュさを失わせてる最大の原因のように感じます。容赦なく不採用。ごめーんm(__)m

フロントはシングルでリアは6speedの1x6仕様に決定!
丁度マングースマークの一枚モノがあったので、暫定的に取り付けました。
そうです!クランクのサビサビもなんとか再使用ギリ可能なくらいに落ちてくれました!
再使用決定です!アメリカンBBには1ピースクランクが一番かっこいいです。ここは開発者の意図を尊重したいと思います!またトリプルギアを失格にした分死守したい部分でもあります!問題は1ピースクランク用の細いシャフトのペダルはあまり種類が無いので苦労するかも...です。

メカ類はまだ未定です!Fメカは錆び取り液に浸けて綺麗になりましたが、フロントシングルなので不採用です!
リアメカはもし6段に対応するならスキッター系のモノにしたいかな...

シフターもリア用しか使いませんが、今のところ再使用したいです!

リーチのブレーキレバーは見た目は悪くないのですが、ストローク量が少ないので却下!
ステムは悩み中。角度と高さが丁度いいけどインパクトがないかな...

ハンドルバーはさようなら〜m(__)m
余りに重いし錆も酷すぎなので。

今日は再使用するパーツ全ての錆び取りとクリーニングをしました。

フレームの錆もなんとか見れるくらいになった程度でピカピカにはなりませんでしたが、感じのいいヤレ具合のバイクに仕上げたいです!

退屈じゃなかったですか?
私が自転車をレストアする時の頭の中の流れをチラッとお見せしました。

明日は時間があればリム組に進みたいですが、どうなる事やら。

お付き合いありがとうございました!