2015年6月6日土曜日

SHOWA

F1大好きでした!
今はテレビで普通に見れなくなった事もありますが、レギュレーションの変化により興味が薄れてます。
私にとってアイルトンセナが活躍していた時代がもっともF1の輝いていた時代だと感じます!
そしてマクラーレン/ホンダ MP4/4 のエンジンはHonda RA168E ですが、陰で足回りを支えていたのはSHOWAです!

1988年から1991年のマクラーレン/ホンダのF1のマシンに採用されていたSHOWAのショックアブソーバー!そしてその間4年連続総合優勝をもたらしました。

リアウィングのサイドの下、とても見ずらい位置にSHOWAのステッカーが輝いております!

前置きが長くなってしまいましたが、私にとって世界最高峰のレースの舞台で活躍してる憧れのSHOWAが、マウンテンバイク用のサスペンション市場に突然参入して来た時は信じられませんでした。悪いわけがない!

一口にSHOWAのMTB用フロントサスペンションフォークといっても、幾つかのモデルがあり、RSタイチが企画してSHOWAが造ったものはRSタイチブランドで売られてました。またブルーのチームカラーのTIOGAブランドもSHOWA製の製品でした。


もっとも支持されたGravie DHフォークは、アウターレッグに穴があるのはRSタイチブランドで、SHOWAブランドで売られているものと中味は同じだと思われます。
これはSHOWAのWorks仕様。
アウターレッグはプレーンです!
こちらはTIOGA。アウターレッグはこちらもプレーンです!
油面調整機能が付いたモデルもありました。下のシルバーの部分が油面コントロールダイヤルです!

こちらは以前このBlogで紹介したHARO
 ESCAPE A4に装着したRSタイチのGravie DH。
オリジナルは黒ですが、今回フレームと同じ色にオールペンしました。
アウターレッグに3つ穴が開けられてます!
このモデルはインナーチューブがチタンコーティングされてます。

あと同時期のクロカン用は、サムズバイクに展示中のMountain Goat DELUXEのフロントに付いてます!
もともと黄色だったアウターレッグをポリッシュしました。
アウターレッグがよりスリムにシェイプされてます。
山羊のエンブレムは後から付けたものです!フォークブレイスは、TWP(two wheel peformance)Products製で当時¥15800の高級パーツです。
サムズバイクに当時の売れ残りが2コだけあります!接触面積が増えるので剛性も増します!スグレモノです!
TWPは当時他にも過激で便利な製品を送りだしてました。
かなりマニアックですが、JUDYにマグラの油圧リムブレーキをダイレクトにマウントできるフォークブレイスです!発想がすばらしいです!
サムズバイクに一個だけあります!

すぐに話が逸れてすいませんm(__)m
SHOWA製のフロントサスを紹介中でしたね。

SHOWAのサスは、他社とはかけ離れて精密で良心的な設計で優れていたと思います。
現行の全メーカーをみても、SHOWAのレベルのフォークは皆無です!
今も、当時もライダーの要求は変わってません。見かけや軽さ、コストパフォーマンスを最優先しているフォークより、多少重くても作動感の優れたトラブルの少ない信頼できるフォーク!
過去のMTBサスフォークの歴史でこの条件をクリアしたサスフォークはSHOWAだけです!言い切ります!

そして当時ダートブロスの二人が使用して ダウンヒルやスラロームで優勝を重ねていた実績やイメージも手伝って、かなり売れたという印象があります!

しかし、モータースポーツの世界でワールドワイドに活躍していたSHOWAにとって、MTBの市場は小さ過ぎたのでしょう。すぐに撤退してしまいました。残念でしょうがありません。

私は基本的に自転車はフルリジッド派ですが、フロントサスを使う場面では可能な限りSHOWA製のサスを使い続けたいと思います。

SHOWAのMTB業界への復帰はさすがに望んではいませんが、現行のF◯X やR◯CK SH◯X 、MANIT◯UなどのメーカーにSHOWAの様な設計思想と精度を見習った製品づくりを願って止みません。