2015年12月31日木曜日

大晦日

今日は大晦日ですね。年末にかけて連日怒涛の日々が続き、ほとんどroom36に滞在する時間が持てませんでしたが、年明けからまた頻繁に行く予定です。

また 組み立て途中の自転車がたまってしまってるので、一台ずつ消化していこうと思います。

マングースのマヌーバはフロントホイールのリムのダメージが大きく、24インチのアラヤ7Xリムがなかなか手に入らず 手こずっております。

マングースの1990年のIBOCシグネーチャーもあと一息のところですが、一部パーツが手に入らず 止まっております。

アレックスモールトンも途中になってますしクラインその他 BMXも...

まだ色々組み上げたいフレームがたくさんありますので、冬の間にピッチを上げて組み立てて行きたいです。


room36を来年もよろしくお願いします。

それではみなさま よいお正月を!

2015年12月28日月曜日

P23で仕事納め

サムズバイクは本日で年内の営業を終了します。今年もお世話になりました。

年末に向けて 来客も多く、イベントも多く目まぐるしい日々でしたが、皆さんもカラダ壊さないように頑張ってください。

さて、毎日のようにリム組に追われてる私ですが、今日も3本程仕上げました。
こちらは最近も紹介した横チンリムです。(^O^)/
あと私が大好きなベロシティの29インチリム!
このリムはとても質も高く、精度も良いので使ってみたいです!!

が、私 29er持ってません...orz

スチームローラに履けないかなー?

などと想いを巡らせながらのリム組作業は相変わらず楽しいです!

年内最後の仕事は、ずーっと気になっていながら仕上げられずにいたP23のレストアです。
お客様の ユックリでいいと言うお言葉にすっかり甘えてしまい、今日になってしまいました。
前回このblogで紹介したのが10/27ですから2ヶ月前です。本当にお待たせしてすいませんでした!m(__)m

このマシンは前後のリムのコンディションが非常に悪く全てのスポークを緩めて、ほぼ組み直しました!
真円度もトルクも完璧に仕上げました。これから安心して何年も乗ってもらえそうです。
ブレーキシューの交換の際、ブレーキ小物が変形してたので、ヤスリなどで整形します。
ダイアコンペ製のブレーキパーツは変形しやすく注意が必要です。

グリップはWTB指定でしたが、ずっと欠品していたリッチーが入荷したので、独断と偏見でこちらに変更。

いい感じです。
指定頂いたチャージのタイヤを装着して、第一ラウンド終了。(ここ迄の作業は11/24)

仕事納めの今日 この続きをして完了させようと思います。
ヘッドセットのグリースアップとワイヤー総交換です。

びほー
あふたー
汚れはありましたが、下ワンもベアリングもまだ使えそうです!
ベアリングも光沢があり生きてます!
私の経験上一番信頼してるニューテックのグリースを使いリビルトしました。
あとチェーンレングスがシマノ指定の長さより長かったので、適正な長さにカット。リアメカがショートなので絶対この方が調子良いハズです!

黄色いチェーンプロテクターがボロボロで剥がれていたので、これも交換。
色的に黄色は排除したかったのも理由です。(^^;;
チェーンステイを脱脂してから無難にクリアーのシールタイプを採用。
チェーンはかなり汚れていて、オイルも硬化していたので、タクリーノの新兵器投入。洗浄と注油が同時にできる優れモノです。

前後のディレイラーを調整しようとクランクを回すと問題発生!!
画像では分かりにくいですが、ミドル2箇所、アウター2箇所にギアの変形があり、チェーンがうまく噛み合わず浮いてしまう現象が...

ヤスリとハンマーで整形し、なんとか使えるようになりました。

あとは、ワイヤー交換です。
ありゃ?
またまた問題発生。
ワイヤーを外して、ブレーキレバーを握り 離しても戻らない!ここは重力のない宇宙か!!
いいえ!リッチーのレバーはシマノと同じように積極的に戻るようにバネが仕込まれているので、無重力の世界でも戻るハズなのです。

レバーのピボットネジの締め過ぎでもこの症状は出ますが、今回はやはり汚れが原因です。
左レバーも同じ症状です。
クリーニングと注油で簡単に調子良くなりました。私は個人的に 戻りの悪いブレーキは許せません。

さてシフトワイヤーは またまた独断と偏見でリア(右レバー)のサムシフターのアウターワイヤーをフレームの左のアウター受けに、フロント(左レバー)のアウターを右のアウター受けにルーテングしました。
真上から見るとこんな感じです。通常とは逆です。

そしてダウンチューブの下でクロスさせて、本来の方向へインナーワイヤーを導きます。
こうすることによって、アウターワイヤーが常にヘッドチューブに擦れてしまう現象を防ぐ事ができます。それとワイヤーの流れが自然なカーブを描くので、ほんの少し引きが軽くなります。

そして最後にブレーキワイヤーの交換です。

ここでもう一度上の画像を見てください!

トップチューブの左側にリアブレーキのアウター受けが見えますよね。

アメリカ人は右レバーが後ブレーキなので 左側に受けがある方が、ワイヤーーの流れが自然です。平たく言うとこの自転車は、右後ろブレーキ用に作られています。
というより、全てのマウンテンバイクとBMXは右レバーが後ろブレーキという前提で設計されてます。
私はたまたま右後ろブレーキなので気になりませんが、日本人の90%以上は左レバーが後ろブレーキです。
どうしても不自然なルーティングになります。

Vブレーキのブレーキバナナも、右後ろブレーキ前提です。
とくに右前ブレーキだと ブレーキワイヤーがS字を描いてしまいます。
日本のメーカーのシマノでさえ 日本人より、外国人優先なのです。市場の大きさが余りにも違うので仕方ないとは思います。

話がまた脱線しました。

今回はVブレーキではなくカンティーブレーキなので、ブレーキバナナは使いません。

アーチワイヤーも全て一新して P23君も気持ち良さそうです。
全ての作業が終わりました。

今年も色々な事がありましたが、大好きな旧車レストアで仕事納めできて幸せです。

もし、皆さんも旧車のレストアでお悩みがありましたら なんでも遠慮なく相談してください!














2015年12月23日水曜日

黄色い工具箱

私は昭和時代のど真ん中に生まれ、16インチの補助輪付きの子供車に初めて乗ったのがファースト自転車らしいですが、初めて跨ったときの記憶はありません。そして幼稚園の時に補助輪が邪魔でだいぶ上に跳ね上げて乗っていたのですが、スピードを出しすぎてコーナーで補助輪のせいで自転車を倒し込めず、曲がり切れずドブに落ちたところから私の記憶が始まります!

家の近所は全ての仲通りの淵に深いドブがありました。自転車もろとも落ちて真っ逆さまに1メートル程落下し ずぶ濡れになりました。親にこの自転車は自分には小さ過ぎる事と補助輪が邪魔だと抗議した覚えがあります。

1967年に初めて補助輪無しの20インチの自転車に乗りました。私が小学校一年の春です。メーカーは覚えてませんが、青と白のツートンで当時の軽快車の子供版でした。今調べると片倉だったような気がします。

この20インチには初めて跨った時の記憶があります。乗れる気満々でいきなり補助輪無しで家の前を100メートル程走ってUターン。親父が家の前で見守ってくれてます!
私は補助輪無しで乗れた事に有頂天で帰りもドヤ顏で親父の前でブレーキ。前輪がロックして爆ゴケ...膝から流血。

親父は驚きもせず、やっぱり...という顔をしてたのが忘れられません。

まだ仲通りは砂利道だったので、車輪が簡単にロックしてしまったのでした。それがトラウマになり、フロントブレーキには子供の頃から気を使うようになりました。

そして今はもうないのですが、近所の自転車屋にパンク修理やブレーキ調整に行くと必ず 黄色い工具箱があり(水色もあった。) 修理してくれてるおじさんの手元をジッと観察している好奇心旺盛な子供でした。まさか将来チャリ屋になるとは夢にも思ってませんでしたが...

その記憶にある黄色い工具箱を奇跡的に新品で手に入れました。
見た事ないですか?
 
サンヨーです。こっち面はランプ。

こっち面はタイヤ、チューブ!

引き出しまであるのです。

この工具箱は友達が骨董屋で見つけて買って来てくれました。嬉しかったなぁ〜。

自分の少年時代の記憶が蘇るアイテムでした。

2015年12月21日月曜日

ボトルいただきました!

最近東京から名古屋に引っ越したY本さんから 頂いたボトルコレクションです。

またまたタダで頂いてしまいました。
本当にありがとうございます。
恐ろしい事に もう一箱後で送ってくれるそうです。どれだけ持ってるんでしょう?

先ずはやっつけですが、ノリのついたベルクロテープで壁に展示してみました!
とてもいい感じです。

残りは私のと一緒にラジヲの上に並べました。

タダで頂いたラジヲの上に タダで頂いたボトルを並べる。

感謝です!m(__)m

贅沢

いよいよ冬本番か!と覚悟を決めてましたが、本日の札幌は気温6℃、雨が降るらしいです。
地球温暖化の影響か!?とも感じますが、そちらは不勉強で詳しい事は言えません。

冬はどうしてもファットバイクが楽なので、最近はファットバイクばかり乗ってしまいます。ただスパイクタイヤに換装するタイミングが難しいのです。先日路面が凍ったのでスパイク履かせたら その後雨が降って路面がドライになってしまいました。アスファルトの上をスパイクタイヤで走るとピンもタイヤも消耗が激しいので、また履き替える。この繰り返しはちょっと面倒です。

先日S谷氏と物々交換した100mm幅のリムをスパイクタイヤ専用に組みました。
チェーンリアクションサイクル製で100mm幅の男らしいリムです。シングルウォール、ピン接合とチープな造りですが、穴のないのっぺりしたデザインに迫力を感じます!

穴がないので、リムテープもこんな感じでOKです。

早速履かせてみました!

ダサカッコいい!
フロントの迫力が増しました!

スパイクタイヤは5インチ規格のデリンジャー5です。程よいスパイクピンの露出量と本数で 尚且つ軽くて最高のスパイクタイヤです!

雪道ではタイヤもリムも少しでも太い方がコーナー時のグリップがいいし、フローティング効果も高いので、このリムをスパイクタイヤ専用ホィールにしました。

これでいちいちタイヤを組み替えずに済むので楽になりました!

リアはしばらくはトラクションの鬼タイヤで様子を見ようと思います。

フロントのスペアホイールなんて贅沢ですが、これで路面状況に合わせやすくなりました。

こちらはサムズバイクでいつでも試乗できます。


2015年12月19日土曜日

トゥクトゥク

今回もタイです。しつこくてすいません。今回で最終回にします。

バンコク旅行をして いろいろ日本人がタイ人に比べ贅沢をしているのを感じました。 でも人々の生き生きとした生活の様子や笑顔を見ると、間違いなく幸せそうです。
日本に帰って来ると 多くの人が無表情で 幸せそうに見えません。しつこいですが、今回の旅は間違いなく お金やモノは幸せ感と無縁だという事を思い知らされました。ある意味心が洗われたと言っても過言ではありません。

タクシーやトゥクトゥクに乗ると必ずボラれるのも面白いです。最終回はトゥクトゥクのお話です。

私の解釈だと 観光客からお金をぼったくる行為は、上記の心洗われる体験とは相反する行為に思うかもしれませんが、彼らは生活の為、家族の為に必死に生きているからこその営みなのです。
例えば、タクシーで同じ区間を乗って180バーツの運転手と200バーツの運転手が居ました。日本だと¥3500位の区間ですが、200バーツは¥700弱です。
20バーツ多くぼったくるといっても¥70です。賃金が安過ぎるから必死にお金持ちの観光客に群がる訳です。
そのかわり家族や友達には誠実で愛情と思いやりを持って接している訳です。私には何の罪のない行為に思えました。

まあ、捉え方や感じ方は人それぞれでしょうからこの辺で止めときます。^ ^

さてトゥクトゥクとは普通のタクシーではなく、三輪のオートバイみたいな乗り物でほとんどが3人乗りです。
不良っぽい運転手が多く、観光客を見かけると近づいてきます。
運転も荒く、ほとんどの場合タクシーより高い料金をふっかけてきます。(笑)

派手なブルーメタリックとのツートンが最も多かったです。メタリックブルーが人気のようです。
前のシートは運転手、後ろの席はお客が座ります。
屋根だけはありますが、開放感がハンパじゃありません!
私が乗ったトゥクトゥクはシフトレバーはH型の4速でバックもありました。
リアシートは大柄な欧米人なら二人、日本人なら3人まで余裕で乗れます。
リアホイールは8スポーク!!画像ありませんが、マフラーも交換されてていい音で走ります。

こちらはド派手なピンクとブルーのシート!!
日本人ならシンプルで真っ黒けなクールなマシンに仕上げたくなりますが、バンコクのトゥクトゥクには 地味なマシンは存在しません。

ハデな程カッコいいという価値観です。では幾つかトゥクトゥクの画像をご覧ください。

ブルーメタリックとレッドの組み合わせは一番多かったかも。
夜のトゥクトゥク
右のトゥクトゥクに実際乗りました。

貨物満載。
電飾もハデです!
観光地のトゥクトゥク乗り場
グリーンも人気です。
マフラー換装済み。というよりノーマルマフラーは一台も見なかったなぁ〜。

またもやメタリックブルーと赤。鉄チンホイールに赤い塗装。


夜も爆走!
グリーンと黄色も合うもんですね。
珍しくノーマル鉄っちんホイール!観光客を物色しながら流してます。
何処でも駐車(駐輪)してお客を呼び込みます。
とにかくどういう運転をし、どういう乗り心地なのかを知りたくて、ボラれるのも承知で乗ってみましたが、常にエンジンの音がうるさく、排気ガス臭く、運転も荒く(でも慣れていて上手なので不安は全くなし。)乗り心地も良くなかったですが、オープンエアー感覚が気持ち良く、とてもワクワクできて大正解でした!

調べたらトゥクトゥクは日本にも輸入されてますが、チョット欲しくなりました。すごく小回りが効くし、スピードも100km/h弱は出るし、普通免許で乗れるし、ヘルメット要らないし、経済的だし!!

北海道だと冬は乗れないので このチープな乗り物はかなりの贅沢品になってしまいますが...

もしみなさんの中で不要なトゥクトゥクをお持ちの方がいらっしゃれば..,

安価で買い取り致しますm(__)m