いただいたATTITUDEです。シンプルな構造のフレームですが、1990年当時にこれだけ画期的なアイデアを盛り込み、後に多大な影響を与えた自転車は他にはないでしょう。
先ずはヘッド周りのO/Hをして、Room36に展示したいと思います。
当然専用サイズのフォークコラムとシールドベアリング、ダストカバーです。
専用サイズのステム、バーが一体構造のミッションコントロール(MC1)です。
そして 当時高級フレームではお約束の圧入BB。
また角パイプのチェーンステーは当時としてはかなり画期的でした。
ベアリング類を新品に交換し、
まずはこの状態にして、展示します。
このフレームの1990年当時に画期的だった他の部分をザッと紹介します。
今でこそ、シングル化が一般的なので珍しくありませんが、なぜトラックエンド?ととても不思議でした。
内臓ワイヤー。フレーム内にスリーブが通っており、インナーワイヤーだけ内臓する方式です。
また高級なデュポンの塗料を使ったド派手な発色。シルバーや黒ももちろんありましたが、個人的に一番印象的だったのはホワイト/グリーン/ピンクの3色に塗られたATTITUDEでした。当時はあり得ない、カッコ悪いと思ってましたが、今見ると新鮮で一番欲しい色かもです。因みにこのフレームカラーはバックファイヤーという名前だったと記憶してます。
創始者のゲイリークラインさんの色彩センスというよりは、後にSTORKというブランドを立ち上げたストークさんのアドバイスも大きかったようです。