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2015年1月7日水曜日

展示物紹介 その三

ルーム36に展示中の運搬車のラストです!こちらは私が少年時代に憧れてたチョッパースタイルに仕上げた改造品です。
低くて長いフォルムに憧れてずっと探してたウェルビー号!大阪で3年くらい前までは生産されてたようです。

手に入れた時余りの重さで驚きました。しつこいですが、昭和の男の根性はハンパじゃない!と改めて感心しました。

このウェルビー号はクランクやサドルが欠品してるジャンク品だったので、オリジナル重視ではなく、フェンダーや荷台、チェーンガードなどを取り外し、私なりのチョッパースタイルに仕上げました。

手に入れた時には前後共に26x1 3/4"のタイヤでしたが、ノーマルでリアタイヤがリアカーの規格のモノが存在するのを知っていたので、ホイールとタイヤはリアカーのモノに組み替えました。サイズは26x2 1/2"。
リアのバンドブレーキのカバーも赤い七宝焼きのプレートが付いた高級品に交換。
クイックリリースレバーも友達からもらったものですが、ジャストフィットです!
ガッチリしたスタンドは、敢えて残しましたが、スタンド自体が重いのと2本の長いバネがヘタってるせいか、走行中にだらしなくスタンドが垂れてきて
ガラガラと音を立てます。それがまた気に入ってます!^ ^ 

その他フラットでバックスイープの浅いハンドルやシンプルな補助フォークが気に入ってます!
補助フォークはハンドルに直付けです。ヘッドセットも強靭なモノが使われてます!
フロントのウィングナットはシャレです。

スタイル重視でサドルはベタ下げでしか乗らないのですが、登りはツライツライ...(^^;;

そのかわり平地は、


ツライツライ....m(__)m

試乗したい方 お待ちしております。






2015年1月4日日曜日

展示物の紹介 その二

ルーム36には、常時15台程の完成車が展示されてますが、昭和時代の運搬車が3台あります。展示物の紹介 その一も運搬車でしたが、その二も運搬車です。コイツはサムズバイクでも展示していたので、見た事がある方は多いかもしれません。由緒正しき紳士といった佇まいと運搬車というカテゴリーではありますが、それ程ゴツくない感じがとてもステキです!
くの字型にベンドしてるトップチューブがチャームポイントですが、昭和の初期だと今より平均身長は低いハズですが、逆にスタンドオーバーハイトが高くなる設計です!重量物を積んで、デカイ自転車を操るのは大変だったと思いますが、高度成長期の日本男児には関係なかったみたいです!
メーカーは山口が丸紅に買収された時期のもので「丸紅山口」。ベタ過ぎです!(笑)
細部にも相変わらずロゴが入ってます!ヘッドバッチ、ライトのホルダーも「Y」の形に抜いてあります。
風切りがまたかっこいい!
その他ロゴが多数!!
ベルやカギ、グリップまで!!
ペダル、フェンダー、ネジや取り付け金具にも!!(≧∇≦)
感心させられます。

これよりもっと旧い時代の実用車の方が、もっと人気もあり当然価値も高いのですが、個人的にこのくらいの方がシンプル過ぎず、ケバ過ぎず好みです。

運搬車の証
運搬車は実用車と比べて
1 タイヤとリムが太い

2 ハンドルがフラット

3 大きな荷台

4 安定感のあるガッチリしたスタンド

5 直径が大きい後ろブレーキ

6 補助フォーク
などの特徴があります。
男らしくてカッコいいですねー。

ルームにある運搬車のなかでは、この運搬車のスタンドは最もコンパクトです。他の2台は凶悪過ぎです!
登りはもちろん現代のスポーツバイクに比べたらしんどいですが、平地だと意外と良く進むし安定感抜群です。

いつでも試乗できますので、遠慮なく言ってください!






















2014年8月18日月曜日

展示物の紹介 その一

さて、Room36もオープンルームして1カ月半程経過しましたが、今後はおもしろい中古自転車も販売用に少量置く予定です!
現在は非売品もしくはサンプルの展示のみです。

正直なところ 88年〜95年のマウンテンバイクが私のストライクゾーンですが、最近は古いBMXやランドナー、昭和の香りのする実用車や運搬車も大好きになり 気になって気になってしょうがありません。

今回はルーム36に展示してある運搬車を紹介します。


これは詳細は不明ですが、フレームはミヤタのASAHI号です。

キャリアやスタンドも重厚で、リムやタイヤも普通の実用車より太い26x13/4という規格のタイヤが標準装備されてます。バンドブレーキの径も実用車より大きいです。実用車より重い荷物を運ぶ為に強力なブレーキパワーが必要です。

マウンテンバイクの26x2.125用のタイヤチェーンがピッタリだったので、冗談半分で履かせてみました。とても似合うので外せなくなりました。^ ^

フロントのチェーンホイールはお約束の「ギアM」のデザインでフェンダーにも「ギアM」
シートポストをクランプするネジも「ギアM」。

キャリアのステーやブレーキのカバー、カギ、その他すり減って判読できませんが、ペダルの軸カバーやゴム部分、サドル、クランクなどあらゆる場所にロゴが入ってます。
ミヤタに限らず、この時代の実用車にはネジ一本まで誇りをもって製作していたという職人の意気込みが感じられます。また、この時代の自転車は初任給の2倍程の値段だったらしく、またコストダウンを全く意識しないでモノを造っていた時代なので、造形などに職人のセンスや芸術性が現れてます。
コストダウンやコストパフォーマンスを追求した瞬間から モノの魅力はどんどん失われていきますね。昭和レトロバンザイ!MIJ(メイド イン ジャパン)バンザイです!

さて特徴的なフロント部分ですが、

フォークの曲線が悩ましいですね^ ^
なんとリムとタイヤは リヤカー用です!26x2 1/2という規格です!太い!重い!
ライトを付けるステーまでも左フォークに装備。このライトは純正ではありませんが、カッチリ似合ってます!
この自転車の最大のチャームポイントとも言えるハンドルの形状!!!
無骨で美しいのです。
ただし フレームはミヤタですが、
フォーク、荷台、ステム、ハンドルバーはメーカー不明ですが、改造用のキットで売られていたモノを私が差し替えました。オリジナルのフォークやハンドルバーもとても魅力的でしたが、このフロント荷台キットのインパクトにはかないません。リアカーのタイヤ、ホイールも運良く当時モノの中古が手に入り完成させる事ができました。

Room36に常時展示してます。試乗OK!どうぞ物好きな方の訪問 お待ちしております。