2015年6月30日火曜日

緑x橙

先週はT介さん、昨日はS吾君が来てくれました!はるばる本州からの来客も少しずつ増えてきたRoom36でございます!オープンルームしたのが昨年の7月7日だったのであと一週間で1周年になります。なんかやろうかなー(^O^)/

久しぶりにBMXをイジってみました。
初期のS&M DIRT BIKEです。1992年だったと思います!
濃いグリーンにオレンジ色を組み合わせてみました!どぎついですが、個人的には好きな感じです!
ハンドルバーは、グリーンのクワハラが転がってたので付けてみました。
ステムはNITTOでヘッドセットは色を合わせました。
タイヤはGTGTGT です。
ジャイロ仕様ですが、シマノのDeoreXTのUブレーキのアームが長すぎて装着不可だったので、ブレーキを付けるのは次回のお楽しみにしました。AD990以外付かないのかな...
ペダルは贅沢しました。Crpi のチタンシャフト仕様!!クランクはレッドラインフライト401です!
ホイールはもちろんSkywayのタフホイールのフリー仕様。

このDirtBikeのフレームもI藤さんからの寄贈品です。カッコよくて貴重なフレームをありがとうございます!

公道は走らないので、しばらくはブレーキレスで展示します。(試乗はできません。)


2015年6月29日月曜日

固着

自転車は組み付ける時にグリースなどを塗らないと固着してしまう箇所があります。またグリースを塗って組み込んでも、長年ノーメンテナンスだったり、雨ざらしにされたりすると固着してしまう場合があります。すべてのネジに固着の可能性はありますが、特に多いのはボス式のフリーとリアハブの固着です。また強いトルクで組み込まれるBBやペダルも要注意です!

ネジじゃなくてもサビや化学反応によりシートポスト、ステムなども固着人気箇所です!^ ^
組み付ける場合は良質で目的にあったグリースをたっぷり塗ってください。

また量販店やホームセンターなどで、展示車のシートポストをコッソリ抜いて見てください。グリースが塗ってない場合そのお店での購入は控えた方が良さそうです。ナイショですけど...

昨日紹介したミヤタの実用車!
気になる箇所があり、修理をレポートすると書きました。

実はステムが固着しているのです!
しかもハンドルを真っ直ぐにすると明らかに前輪が右にズレてるのに、私は1年以上乗ってても気づかなかったのです。

前フリがあります。


私はサムズバイクの店主なので、お客さんによっては私の乗ってる自転車が気になるらしく、

「ちょっと乗ってみてもいいですか?」

とよく聞かれます!

もちろん感じ良く笑顔で

「いいですよー。どうぞ どうぞ^ ^」

と喜んで乗ってもらってます!

お客さんが乗り終わると、

「ハンドル曲がってますね」

って指摘された事がこの25年間で




30回以上!!!!!

確実にあります!

言われるとさすがに気づくのですが

乗ってる時は全く気づけません。
というか気にならないというか...

10年くらい前に やっと確実に真っ直ぐに付ける方法を見つけましたが、それまでは苦手でした。店で売ってる自転車は正しく付いてる率が高かったのですが、自分の自転車だとついつい油断してしまうみたいです。

私の自転車に試乗したお客さんの中には失望した方もいらっしゃったと思います。ごめんよーm(__)m

先に書いたように 今は確実に正しく取り付ける方法を習得したので、組み付けは大丈夫なのですが、相変わらず最初から微妙に曲がって付いてる自転車に乗った時に気づけないのは以前と変わりありません。成長してないというか、気にならないからどうしようもないですが...

自転車屋のオヤジ失格です!


という前フリから 本題に戻ります!

このミヤタの実用車を手に入れて、とてもお気に入りで結構乗ってました。翌年(^^;;  何かのきっかけで、アレ?

ちょっとだけ曲がってる事に気付きました。すぐに直そうとしたら、ステムが固着していてビクともしません。

はい!その通りです!

「ま いっか!」って思いました。


ウソです!(本当はホントです)


もちろん修理しなければ...

(本当はどっちでもいいです(^O^)/)

このblogの2014.10.31に紹介しましたが、 固着したステムを抜く工具を去年の秋にY岸さんから頂きました。

いよいよその工具が出動します!
この工具の真価が問われる時が来ました!

まずは、干渉しそうなロッドを外します。大好きなマイナスネジです!

工具のメーカーは、当時の定番 日本のパークツールとも言うべき 畑屋謹製!

裏面はアルファベットで HATAYA!
インターナショナルな雰囲気です!

後付けっぽいけどベアリングが仕込まれてます!

重量感たっぷりで漆塗りのような風格!

コイツは頼りになりそうな気配です!

すごく重い工具なんです!
1人でできるかな...って不安に思ってたところに助っ人登場!!
話が出来すぎですがマジ偶然です。しかもこの工具をプレゼントしてくれたY岸さんです!!!

ヤラセとしか思えないでしょうが神に誓って偶然です!

助っ人のおかげで簡単にセット完了!

押さえてもらいながら 工具のハンドルをぐるぐる回して行きます!

おおお!抜けて来た!!力も大した入れてません。

というか、余りに簡単に抜けて拍子抜け!

スッポリ抜いて グリースも塗って左よりだったハンドルを真っ直ぐにしてスッキリしました!

あれだけ注油して、力いっぱい叩いても蹴っても何をしてもビクリとも動かなかったステム!それをコイツはいとも簡単にやってのけました!拍手ものです!!!

工具があると 不可能な事が可能になります!専用工具って素晴らしいです!





















2015年6月28日日曜日

昭和時代

数年前に手にいれたミヤタの実用車です!
荷台やスタンド、泥ヨケチェーンケースなど余りにも錆びていたので全て取っ払い、素っ裸にしてしまいました。
風邪をひかないように、トゲトゲのパンツだけは履かせました。
近場の街乗りにたまに使用してます。

コイツのチャームポイントはこの三枚舌のフォークの肩!
ステンレスのカバーにギアMのマークも嬉しいです!

前後の車輪にウイングナットはシャレです!
友達がKUWAHARAのサドルだと勘違いして買ってきてくれたKAWAMURAのサドル^ ^

微妙な色のグリップには、うっすらとギアMが残ってます!
ライトホルダーもMのマーク!

サビサビです!

だから...サビサビですってば!

古い昭和初期の自転車ですから、錆びてて当たり前です!なので、サビは全く気にならないのですが、一ヶ所だけ気になってる部分があります。(実は大して気になってない...(^O^)/)

次回その気になる部分の修理をレポートします!




2015年6月27日土曜日

26インチ

実は私...
70年代からアメリカが発信する文化に憧れ続けて来ました。月刊誌ポパイが発行され、それまで情報が少なかったアメリカ文化が日本に紹介され始めました。特にスポーツに興味があった私は、どんどんアメリカ文化への憧れがパワーになり、スケボーやピンボール、ナイキなどにハマって行きます!ポパイの言いなりでした。^ ^


自転車に話を戻しましょう。

自転車のルーツはフランス、イギリスなどヨーロッパ文化が主流だというイメージは持っていました。

私は20才代は家賃が安い部屋=駅から遠い所に住んでいたので中古のママチャリを買いました。
それがある日盗まれてしまい今度は新車を買いに自転車屋に行った時マウンテンバイクに出会ってしまいました!
日本にMTBが入ってきて間もない頃です。26x2.125のタイヤを初めて見て ドキドキしました。多摩川に面しているアパートに住んでいたので、このマウンテンバイクを買ったら通勤だけでなく河原を走ったり あんな事したりこんな事も出来るなぁ〜と想像して盛り上がってしまい 翌日我慢出来ず購入に至りました!1985年の事です。

今まで全く自転車に興味がなかった私が突然自転車にハマり 友達もどんどん引っ張り込み、毎日多摩川の河原で乗って競争したりしてました!
そうしてるうちに MTBがアメリカ発祥の文化だと知り、さらオフロード自転車の先輩はBMXだと知り BMXももちろんアメリカ発祥という事を知ります!

ポパイを読みふけっていた高校時代を思い出し、やっぱり俺はアメリカ文化が好きなんだ!と納得!
順番が逆になちゃったけどBMXにも惹かれ すぐに購入。最初はフリースタイルを始めましたが30歳に近い私はなかなか上達しません。でもBMXに乗ってると本当にワクワクしました!
そのうちBMXのレーサーも手に入れ 下手くそのくせにレースに出て毎回バクゴケしてました!コケずにゴールした記憶がほとんどありましぇん...

すべての自転車のなかでBMXが一番カッコいいと未だに思ってますが、もう年齢的にもキツイので、最近は26インチのマウンテンバイクを愛用してます!

自転車屋のオヤジなら、29インチのマウンテンバイクの楽チンさをお客様に伝え、最新の27.5インチモデルでも購入して商売に生かしたい所ですが 全くその気になれず ひたすら26インチのマウンテンバイクに乗ってニヤニヤしてます。古臭い頑固オヤジなのかもしれません。捻くれ者だとも思います。

でもアメリカ人は薄情者ですね。良い意味でも。30年以上も26インチのマウンテンバイクの歴史を築き上げたクセに、ほとんどの大手メーカーが手のひらを返したように29インチと27.5インチに移行してしまいました!26インチを子供者と位置づけてるメーカーさえもあります。

アメリカ人は伝統を守る事より、新しくて合理的なものを追求する性質です。だからこそどんどん新しい魅力的な文化が発信され、私もそういうアメリカが好きで恩恵も受けてきたのは認めます!しかし、まさか26インチマウンテンバイクがここまで一瞬で見離されるとは想像してませんでした。実際アメリカ国内では26インチのマウンテンバイクは売れないのも事実らしいです。

小柄な日本人の私としては、26インチの取り回しの良さ、コーナリングの気持ち良さを忘れる事ができません!

26インチマウンテンバイクは永遠に不滅だ!と私はどんどん時代に取り残されて行くのでしょうか...


2015年6月25日木曜日

なぜ?

かつて「いつかはクラウン」というトヨタのテレビコマーシャルのキャッチコピーが流行りました。

KLEIN(クライン)という高級マウンテンバイクのフレームは当時でも完成車に組み上げると30万円以上になり(車種によっては60万円超え)、太いアルミフレームとインパクトのあるカラーリングと高品位な質感により、存在感は群を抜いていました。
万人の憧れのフレームで、「いつかはクライン」という言葉が私の周りでは流行った程でした!そんな憧れのブランドクラインはどうして衰退し 遂には消えてしまったのかを考えてみました。

私が初めてクラインを見たのは、1987年 渋谷東急ハンズでした。確か当時最上階付近にハンズの自転車売り場があり、真っ赤なMountainKleinと書かれたフレームがあったのを鮮明に覚えています。

クロモリフレームが主流の時代に こんなド派手で太いフレームあるんだ!!
とびっくりしました!その後ヤマクニに出会い、ガンウェルに出会い日本のフレームもアルミが出てる事に気づきましたが、クラインの高級感と個性は飛び抜けて印象的でした。

ツーリング用のピナクルが出る頃は、フレームロゴからMountainが消えKLEINだけになってました。

その後XCレーシング用のラスカルが発表され、またクラインの独自性を全て詰め込んだアティチュードが発表されました。さらに翌年リリースされたボロン(当時NASAやUSアーミーしか使ってなかった軍事機密技術である特殊補強材)やカーボンを補強材として使用したアドロイトの高額さに唖然としたものです!

80年代後期 BMX RIOに居た時も1991年に創業したサムズバイクでも こんな高額なバイクが良く売れるなあ〜という印象でした!日本ではバブル期にちょうど重なった事も売れた大きな要因だったと思います。

今思い返すと、魅力的だったのが
1 太いチュービングと滑らかな仕上げ
2 発色の良い高品位で質感の良い塗装
3 ミッションコントロール
4 内装ヘッドセットとBB
5 角形断面チェーンステイ
6 アティチュード、アドロイトの専用フロントフォーク
7 フレームの軽さ
8 漕ぎに対するレスポンスの良さ

上記は素晴らしいクラインのオリジナリティーの一部です。

私のような小売店の立場としては クラインは精度が高く、不良品がゼロだったのは驚くべき事実です。(当時アメリカブランドは塗装ムラやキズ、センターズレなど当たり前だったので)

上位機種のアティチュード、アドロイトにはクラインの個性と独自性が満載です!創始者ゲイリークラインさんの究極の理想を追求したままを商品化できたと言っても過言ではありません。

今では当たり前のインテグラルヘッドセットですが、クラインは90年から採用してます!発想が20年進んでます!!
しかし、フロントサスペンションが普及してきた事が災いをもたらしました。前にこのblogでも紹介しましたが、
この独自規格に対応するサスペンションが極少数しかなく、また変換アダプターも存在はしましたが、ほとんど流通しませんでした。一般的にはアティチュード、アドロイトにはサスは取り付け不可というのが常識でした。今となってはオリジナルフォークの方がサスペンションより1000倍価値がありますが、当時は大きなデメリットでした。
またピナクルやラスカルにサスペンションは取り付けはできましたが、正式にサスペンション対応ジオメトリーの車種は'94年のパルスの登場を待つことになります!クラインはフロントサスペンション時代に大きく遅れを取りました。

ここだけの話ですが、キャ◯ン◯ールのヘッドショックは、クラインの規格のパクリだと個人的に思ってます!サスペンション構造は独自ですが、ヘッドセットとステアリングコラムの構造は同じです。実際あの大きくて薄いベアリングのサイズも全く同じです!ナイショにしておいてください。

また ステムとバーが一体構造のミッションコントロールも、短いステムを好むライダーが増加したり、アップハンドルの流行で、不便を感じるクラインオーナーが多かったみたいです!
短いミッションコントロールも後に発売しましたが、3万円以上もするので敬遠されました。今思うと、高品位なアルミのステムは2万円以上したし 高品位なハンドルバーも1万円位したので、ミッションコントロールが法外な値段とは思いません。ましてウスの引き上げネジはチタニウム製だった事を考慮するとむしろ安いのでは!
またトップチューブも短いのが好まれる時代になり、クラインのジオメトリーは古さを隠せませんでした。
クラインはマウンテンバイクのライディングスタイルの変化に遅れをとっていきました。

もう一つのクラインのオリジナリティーが足を引っ張る結果になります!高級ブランドの証でもあった圧入BB。当時フィッシャー、マンティス、ファットチャンスなど圧入ではありませんがシールドベアリングがあらかじめセットされてるフレームに憧れたものです。
ところが、シマノ、サンツアーが軽量化の一環としてロープロファイル化を進めます。BBのシャフト長が125mm全後だったのに対し107mmが主流になります。クライン純正BBシャフトもリプレイス用で107mmを発売しましたが、交換するための専用工具が結構大掛かりなもので、用意できる小売店も限られました。

また魅力的なアルミ削り出しの高級パーツメーカー(シンクロス、リングル、グラフトン、クックス、クックブラザース等)も多数存在し カッコいいクランクセットが目白押しの時代でしたが、それぞれ対応するシャフト長が違ったり、チタン中空シャフトのBBも人気が高かったです。
BBシャフトの長さは多様化し107、113、116、118、120、122.5、125、128、130....と各社バラバラでした。
クラインはそこまでのBBのシャフトは用意できず、付けたいクランクを諦めなければならないユーザーも多かったようです。
次第にクライン離れするユーザーが増え 94年あたりから、販売台数が減少していった印象があります!

それに追い打ちをかけるように、KLEINの工場から何かしらの有害物質が流出している事で摘発され、かなり高額な罰金を支払いそれをきっかけに経営が悪化していったという噂もありました。

'94年ドイツ人のクラインディストリビューター、マークストーク氏の提案で時代のニーズにマッチしたサスペンションジオメトリーのパルスをリリースしました。よせばいいのに初期ロットはシートポストのバインディングシステムを独自に開発し話題になりましたが、クランプする力が弱くリコールになりました。
クラインはますます資金的に窮地に追い込まれ、'95年トレックに買収されるに至ったと考えられます。

ゲーリークラインさんは、真の開発者であり経営的な事から解放され、十分な資金も手に入れ、当時はいいカタチに収まったのかなと思ってました。しかしすぐに大企業の合理化の波に飲み込まれ、特徴の失われたクラインは次第に輝きを失っていきました。結局トレックにとって必要のないブランドになったという結論ですね。悲しいです。

早めにKLEINの試乗車を組み上げなくては!!まずはピナクル。組み上がったらブログで紹介します。











2015年6月24日水曜日

ビンテージ

最近ですが、FaceBook上で「The Vintage Mountain Bike 」というサイトを見つけ参加させてもらいました。


こちらでは、1996年以前のマウンテンバイクやパーツをヴィンテージと定義しているみたいです。恐れ多くて投稿はしてませんが たまに見て勉強させてもらってます!

15年程前にスイス人のヴィンテージマウンテンバイクコレクターの方とお話した事があります。その方は1994年までのモノを探していると言ってました。特に、MANTIS、YETI、FAT CHANCE、MANITOU、SPECIALIZED、KLEINを集めていたようでした。
そして何と言っても`94年以前のシマノのパーツを必死に捜していたのが印象的でした。

私も自分の感覚では94〜95年あたりがボーダーラインかなと思ってます。

何度も書いて来ましたが、私のストライクゾーンは言い換えるとブルムースバー期以降から94〜95年までです!

ブルムースバーは大好きで、今もAheadのブルムースをわざわざ使ってます。(Rolandというメーカーがお気に入りです。)
なのでブルムースバーがキライな訳ではありません。むしろ大好きです!

私個人の好みを言えばブルムースバーの黎明期も好きですが、一番ググッと来るのがそれ以降の時期だという事です!

歴史的背景やストーリーを持ってる手造りの職人魂を感じるフレームが大好きです!

良くヤ◯オクなどで、ビンテージとか激レアという言葉を使って中途半端なフレームを出品しているのを見かけます。古ければいいという訳でもないと思います。

ある人にとってはヴィンテージかもしれませんが、他の人にとっては単なる中古という事になります。

ヴィンテージマウンテンバイクの定義は人それぞれの価値観、感性、経験などにより異なると思います。

一概に言えませんが、今回FaceBook上の「The Vintage Mountain Bike」のサイトが1996年以前のモノと明確に定義しているので、一つの指針として当サイトも賛同したいと思います。

We ❤️ Vintage Mountain Bike!








2015年6月22日月曜日

もらい薪

また いただきました!!

Blogに「もらい薪募集中」って書いたらもう次の日に!!!

レスポンス良すぎです!

しかもサムズバイクは平日は20:00までの営業なのですが、日曜日は19:00までなのです。m(__)m

日曜日の20:00頃いらしたみたいで、
薪と置き手紙がありました。(涙)

素晴らしい薪です!
燃やすのがもったいない....


早くも私の薪ラックは賑やかになってまいりました。

M上くん!本当にありがとう!

自分もロングテールで山に行って、倒木で道が塞がれてる所を復旧して、その時切った薪を収穫するツアーを計画したいと思います。

近々、薪狩りに行ってきまーす(^O^)/


2015年6月21日日曜日

焚き火

TAKIBIというiPhoneのアプリがあります。
無料です。

仕事しながらでも 傍らに火が見えると何故かゆったりした気分で取り組む事ができます!重宝してます!

因みに上の画像はスクリーンショットです。ひたすら焚き火が燃えるシーンが続くのですが、途中でマキを足さないと消えてしまう、マキを足せばいつまでも燃えているというシンプルなアプリです!木のはぜる音がまた素晴らしい!!

興味のある方は、是非!^ ^

今年も元旦から焚き火を楽しむほど、焚き火好きな私ですが、近いうちにロングテールバイクで薪をごっそり持って内緒の場所で焚き火します!焚き火愛好者の方々と一緒に行きます。

昨日 遂に薪ラック?を作ってしまいました。薪の保管用棚です!少し持ってるストックを入れてみましたが、まださみしいです!


もらい上手な私...

もらいマキ募集中です!

端材でも何でもいいです。
合板は接着剤が臭いので不可です。

もらい薪だけで
このラックビッシリにできるかな?


2015年6月19日金曜日

ステムの役割(番外編)

マウンテンバイクのカンティーブレーキが主流だった頃のステムについて書いてきましたが、もう一つの役割を押し付けられていた時代がありました。



これはGirvin社製のサスペンション内蔵ステムです。長所は圧倒的にサスペンションフォークより軽い...という事だけです。(^^;;
短所はハンドルバーの角度がストロークする度に変化するのでブレーキレバーがフルボトム時には凄い角度になったりして乗りづらいです。こういうタイプは幾つかリリースされてましたがコシがない、ガタがあるなど 正直言って使えるモノに遭遇した事はありません。

ストロークする事によってハンドルの軌道が弧を描くのを解消したサスペンション内蔵ステムもリリースされました。
ソフトライドはパンタグラフ構造で、ハンドルは角度を変える事なくストロークします。
コレはエラストマーではなく、コイルスプリングを採用してボトム時の衝撃吸収の為にエラストマーがセットされてます。またプリロードの調整もできました。
アルミの削り出しのボディーで高級感があり 作動感も悪くはなかったですが、動き過ぎる感じがあり、もう少し抵抗が欲しい感じでした。短いサイズのモノが存在しなかったので 自分のバイクには付けた事がありません。

もらい上手な私...
こちらもお客様からの頂き物です。

コチラはとても懐かしいので、何かに装着してみたいです!リッチーのフレームが手に入れば間違いなく装着したいですねー!

リッチーのフレーム募集中です!!

\(^o^)/





シンプル イズ バッド

ステム=幹 という意味でハンドルバーを固定する役割があり、ライディングポジションを出すために様々な長さと角度があります。
そしてマウンテンバイクの場合 カンティーブレーキが主流だった時代のステムは 前ブレーキのワイヤーガイド及びアウターストッパーの役割を果たすために色々な手法を用いてました。

サイドプルブレーキの場合
ロードやママちゃりのようなサイドプルブレーキの場合は、ワイヤーが直接ブレーキに繋がれます。
説明するまでもなく、Vブレーキやディスクブレーキの場合も同様です!

マウンテンバイク以前のランドナーやキャンピングに使われていたカンティーブレーキの場合
ヘッドパーツの舌つきワッシャーがその役割を果たしてました。画像は80年代のBSダイヤモンド ランドナーですが、とてもお洒落な形状でアジャスターにまでしっかりメッキがかかってます!
センタープルブレーキの場合も同様です。一部の例外を除いてステムを介さないワイヤー処理が主流でした。

マウンテンバイクの時代から、ステムを介するワイヤールーティーンが主流になります。
マウンテンバイクの誕生した当初はブルムースバーが主流でした。ブルムースバーは下の画像のようなワンピースものとステム部分とバーが分かれる2ピース構造のものがありました。
なかなかソソる構造です。2ピースのブルムースバーはRoom36には無いので画像が無くてすいません。どうしても見たい方は大量に所有している方を知ってますのでコッソリ教えます。^ ^
ブルムースバーからの流れで、ケーブルストッパーはステムが担当のする流れが出来上がった気がします!
有名なTIOGAのT-BONEはジョントマックが使った事でもかなりメジャーです!ほとんどのステムはこの構造だったと思いますが、ステムの上部にアウターワイヤーが入る径の穴があり、
段差をつけて下の穴からインナーワイヤーだけを垂らす手法です。

当時のレアなRooBarもそうです。
コチラはカーボンファイバー製です。

これに似たバーで皆さんもご存知のKLEINのミッションコントロールは違った手法です。
ステムの下の側でワイヤーを受けるタイプです。パイプのガイドでインナーワイヤーの向きを下にしますが、パイプの中にライナーが通っていて抵抗を減らし滑りを良くしてます。

シンクロスも同じ方法です。
ANSWERのA•TAKもそうですが、前回紹介した元祖FTWはかなりマニアックな手法でした。

滑車を使ったタイプも魅力的でした!
サルサが代表的です。滑車の前のアウター受けからインナーワイヤーが滑車にかかって下に垂れるのですが、見た目ほど引きが軽い感じではありませんでした。
コチラはHAROのステムですが、上のサルサと違ってハンドルバーをクランプするネジがアウターストッパーを兼ねてます!
ネジが中空になってます。
さすがHARO!発想がユニークです!

コチラの方法は、画像でわかりずらいですが、ステムの下に大小の穴が空いてます。前側の穴にアウターを入れてニュルニュルと押し込むと後ろ側の穴の出口寸前までアウターが通り、そこからインナーだけが出てきます。

コチラはT-BONE の高級バージョンのSuperliteで方式は上と同じですが、穴がオフセットされてます。
上の穴が右にオフセットされてるのがわかると思います。これはバイクに乗車した状態で上から見ると、アウターを受ける穴が左側にある事になります。これはアメリカ人の100パーセントが左レバーが前ブレーキなので、美しくスムーズにルーテングする為です。
私も左レバーが前ブレーキなので好きでしたが、ほとんどの日本人は右レバーが前ブレーキだったのでオススメする事が出来ないステムでした。

またある意味頑固にマウンテンゴートの純正ステムの様にワイヤ受けは別につけなければならないステムもありました。
コチラのアウター受けは舌つきワッシャータイプではなく、敢えてアヘッド用を使ってます。ステムにあまり角度がなくルーテングに無理が出るので、受けの部分を少しでも下に持って行きたかったからです。前述の古いランドナータイプは理想ですが、入手困難です!

この時期 カンティーブレーキの他にローラーカムブレーキやUブレーキなどもありました。ブレーキ台座の位置がカンティー用とは違い これらをフロントに使う場合は稀でしたが、アウターストッパーが必要で 基本的にカンティーと同じくステムからルーティーングしました。

Vブレーキが主流になるとステムからアウター受けや滑車が消えて行きます。
なんか寂しいです。
A•TACも後期にはなくなり、上のアヘッドステムになるともちろんアウター受けは完全になくなります。
またフロントサスペンションが普及し、ステムのアウター受け使うと サスがストロークするたびにブレーキのワイヤーに影響してしまうので使えなくなったのも原因です。
サスペンションフォークでカンティーブレーキを使う場合は、フォークブレースのアウター受けを使わなければなりません。

各社の個性をより鮮明に見せてくれたステムも こうしてシンプル化されてしまいます。

ステムが特徴的で楽しかった時代はこうして終焉しました。