家の近所は全ての仲通りの淵に深いドブがありました。自転車もろとも落ちて真っ逆さまに1メートル程落下し ずぶ濡れになりました。親にこの自転車は自分には小さ過ぎる事と補助輪が邪魔だと抗議した覚えがあります。
1967年に初めて補助輪無しの20インチの自転車に乗りました。私が小学校一年の春です。メーカーは覚えてませんが、青と白のツートンで当時の軽快車の子供版でした。今調べると片倉だったような気がします。
この20インチには初めて跨った時の記憶があります。乗れる気満々でいきなり補助輪無しで家の前を100メートル程走ってUターン。親父が家の前で見守ってくれてます!
私は補助輪無しで乗れた事に有頂天で帰りもドヤ顏で親父の前でブレーキ。前輪がロックして爆ゴケ...膝から流血。
親父は驚きもせず、やっぱり...という顔をしてたのが忘れられません。
まだ仲通りは砂利道だったので、車輪が簡単にロックしてしまったのでした。それがトラウマになり、フロントブレーキには子供の頃から気を使うようになりました。
そして今はもうないのですが、近所の自転車屋にパンク修理やブレーキ調整に行くと必ず 黄色い工具箱があり(水色もあった。) 修理してくれてるおじさんの手元をジッと観察している好奇心旺盛な子供でした。まさか将来チャリ屋になるとは夢にも思ってませんでしたが...
その記憶にある黄色い工具箱を奇跡的に新品で手に入れました。
この工具箱は友達が骨董屋で見つけて買って来てくれました。嬉しかったなぁ〜。
自分の少年時代の記憶が蘇るアイテムでした。