年末に向けて 来客も多く、イベントも多く目まぐるしい日々でしたが、皆さんもカラダ壊さないように頑張ってください。
さて、毎日のようにリム組に追われてる私ですが、今日も3本程仕上げました。
が、私 29er持ってません...orz
スチームローラに履けないかなー?
などと想いを巡らせながらのリム組作業は相変わらず楽しいです!
年内最後の仕事は、ずーっと気になっていながら仕上げられずにいたP23のレストアです。
前回このblogで紹介したのが10/27ですから2ヶ月前です。本当にお待たせしてすいませんでした!m(__)m
このマシンは前後のリムのコンディションが非常に悪く全てのスポークを緩めて、ほぼ組み直しました!
グリップはWTB指定でしたが、ずっと欠品していたリッチーが入荷したので、独断と偏見でこちらに変更。
仕事納めの今日 この続きをして完了させようと思います。
黄色いチェーンプロテクターがボロボロで剥がれていたので、これも交換。
色的に黄色は排除したかったのも理由です。(^^;;
チェーンステイを脱脂してから無難にクリアーのシールタイプを採用。
前後のディレイラーを調整しようとクランクを回すと問題発生!!
ヤスリとハンマーで整形し、なんとか使えるようになりました。
あとは、ワイヤー交換です。
またまた問題発生。
ワイヤーを外して、ブレーキレバーを握り 離しても戻らない!ここは重力のない宇宙か!!
いいえ!リッチーのレバーはシマノと同じように積極的に戻るようにバネが仕込まれているので、無重力の世界でも戻るハズなのです。
レバーのピボットネジの締め過ぎでもこの症状は出ますが、今回はやはり汚れが原因です。
クリーニングと注油で簡単に調子良くなりました。私は個人的に 戻りの悪いブレーキは許せません。
真上から見るとこんな感じです。通常とは逆です。
こうすることによって、アウターワイヤーが常にヘッドチューブに擦れてしまう現象を防ぐ事ができます。それとワイヤーの流れが自然なカーブを描くので、ほんの少し引きが軽くなります。
そして最後にブレーキワイヤーの交換です。
ここでもう一度上の画像を見てください!
トップチューブの左側にリアブレーキのアウター受けが見えますよね。
アメリカ人は右レバーが後ブレーキなので 左側に受けがある方が、ワイヤーーの流れが自然です。平たく言うとこの自転車は、右後ろブレーキ用に作られています。
というより、全てのマウンテンバイクとBMXは右レバーが後ろブレーキという前提で設計されてます。
私はたまたま右後ろブレーキなので気になりませんが、日本人の90%以上は左レバーが後ろブレーキです。
どうしても不自然なルーティングになります。
Vブレーキのブレーキバナナも、右後ろブレーキ前提です。
とくに右前ブレーキだと ブレーキワイヤーがS字を描いてしまいます。
日本のメーカーのシマノでさえ 日本人より、外国人優先なのです。市場の大きさが余りにも違うので仕方ないとは思います。
話がまた脱線しました。
今回はVブレーキではなくカンティーブレーキなので、ブレーキバナナは使いません。