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2016年2月10日水曜日

よこちん-2

当blog(2015.11.27)のよこちんに引き続き第二弾です!しかもサムズバイクで長年在庫していたホイールセットが そうなっている事に今更気付きました!
ね!^ ^
鉄にメッキされた20"のホイールセットです!デザインがド派手過ぎなので全く売れず、長年ずぅーと売り場の天井に吊ってありました。

ピカピカしていて見えづらいかもしれませんが、左右からカパッと合わせて20本のネジで留めてあります。
そして真ん中にもう一枚フィンが仕込まれてて、そのフィンが自由に回る様になってます。

私はアメリカン感覚溢れるこのホイール...大好きです!但し鉄製で重いのでスポーツ走行(ストリート、フラット、レースなど)には向いてません。値段も前後セットで5万円程します。しかも保管方法が悪かったのか サビも出てます。

錆び!重い!高い!...売れる訳ありません!!(^^;;



上の3枚の画像を見てください!中のフィンは走行中も周りますが、止まってもしばらく回り続けるというゴキゲンでお馬鹿さんなホイールなのです。

このホイールは もう潔く販売は諦め 何か有効に活用しようと企んでおります。イヒヒ(-_^)

2016年1月18日月曜日

角度

今日のリム組はかなりやんちゃで過激なライディングをするMarco君の依頼です!

ハブは最高級プロファイル!素晴らしい造りです!
リアは14mmシャフトで、精度抜群です!駆動側(自転車にまたがって右手側)のフランジが大きいのを覚えておいてください。

スポーク&ニップルはWheelSmith #14プレーンとブラックブラスニップル!
スポークレングスはフロントの左右とリアの左側が同一の長さでした。前後で2種類の長さのスポークのカット作業も完了。
オデッセイのブルーのリムと組み合わせます!材料は揃いました!

スポークを通して6レースで組み上げます。

取り敢えず仮組完了しました。
フロントはハブが左右対象構造で、左右のスポークレングスも同じです。

こちらはリアですが、ハブを近くで見ると ハブのフランジの大きさが違います。

左から撮ると遠近に左右されてわかりずらいですね。(^^;;

こちらは右側から撮った画像です。こちら側だとわかりますね。右側のフランジの方が左側より10mm直径が大きいのです。上のリアハブ単体の画像を覚えてると思います。

私の考えだと、BMXなどのシングル専用のハブはオフセット量が小さいので左右のフランジの直径が同じであれば同じ長さのスポークで組めて、強度も高いと4、5年前までは思ってました。
しかし、最近は駆動側のフランジが大きいモノを多段用も含め数多く見かけるようになりました。

少しのオフセットでも駆動側にリムを寄せると駆動側のスポークの角度が浅くなります。浅くなると強度も落ちます。しかしテンションは左側より高いので、駆動側の負担が大きいのです。更に駆動力も当然かかって来ますから、右側のスポーク達はてんやわんやです!

画像では見えないのですが、この場合のスポーク角度というのは、ホイールを画像の様に(真上から)見たとき、フランジからニップルを結んだ角度を指します。
上の画像でもリムが透明ならよくわかるのですが...想像よろしくお願いします。

通常駆動側にリムをオフセットして組むので 駆動側のスポークの角度が浅くなります。フランジを大きくすればする程スポークの角度が稼げます。

そのかわり、当然駆動側のスポークレングスは短くなります。このハブの場合2mm短くなりました。

フランジは大きい方が強度も上がるので、一石二鳥という訳です。

ここ数年 ディスクブレーキ用のハブやリアハブの様に オフセットさせて組む前提のハブの高級品は左右のフランジ径が異なるハブが増えて来ました!というか復活してきたという言い方もできます。10mm違いもあれば、2mmしか違わないもの、そしてフロントハブも目につきます!(昔からNukeProofやTNTのリアハブはそうでしたが、当時は深く考えなかった。orz)

私の文章力...相変わらず低いですねー。
よくわからなかったかもです...m(__)m

深く知りたい方は、ルーム36に遊びに来てください!お待ちしてまーす!

2015年12月21日月曜日

贅沢

いよいよ冬本番か!と覚悟を決めてましたが、本日の札幌は気温6℃、雨が降るらしいです。
地球温暖化の影響か!?とも感じますが、そちらは不勉強で詳しい事は言えません。

冬はどうしてもファットバイクが楽なので、最近はファットバイクばかり乗ってしまいます。ただスパイクタイヤに換装するタイミングが難しいのです。先日路面が凍ったのでスパイク履かせたら その後雨が降って路面がドライになってしまいました。アスファルトの上をスパイクタイヤで走るとピンもタイヤも消耗が激しいので、また履き替える。この繰り返しはちょっと面倒です。

先日S谷氏と物々交換した100mm幅のリムをスパイクタイヤ専用に組みました。
チェーンリアクションサイクル製で100mm幅の男らしいリムです。シングルウォール、ピン接合とチープな造りですが、穴のないのっぺりしたデザインに迫力を感じます!

穴がないので、リムテープもこんな感じでOKです。

早速履かせてみました!

ダサカッコいい!
フロントの迫力が増しました!

スパイクタイヤは5インチ規格のデリンジャー5です。程よいスパイクピンの露出量と本数で 尚且つ軽くて最高のスパイクタイヤです!

雪道ではタイヤもリムも少しでも太い方がコーナー時のグリップがいいし、フローティング効果も高いので、このリムをスパイクタイヤ専用ホィールにしました。

これでいちいちタイヤを組み替えずに済むので楽になりました!

リアはしばらくはトラクションの鬼タイヤで様子を見ようと思います。

フロントのスペアホイールなんて贅沢ですが、これで路面状況に合わせやすくなりました。

こちらはサムズバイクでいつでも試乗できます。


2015年12月9日水曜日

オーラ

先日のGFBD2015に参加された方、ご苦労様 & ありがとうございました!

みなさんは帰ってからすぐにマシンを洗い流したと思いますが、私はまだです。塩分を早く洗い流さないとすごい事になっております!
塩混じりの泥と砂だらけです。
BB周りは積もってます!
下から見るとわかりやすいです。でもやはりファットバイクは泥だらけが一番しっくりきますねー!

もったいなくて洗えません!
しかし、泣く泣く洗いました。

洗ったのですが、乾くと「コレ本当に洗ったのか!!」というくらい泥が落ちてません。いつもの事ですが、恥ずかしくて画像は載せられません。
かなりの水圧で丁寧に洗ったので、塩分は飛んだ筈なので まあOKです。



今日はリム組残業です!
リム組は作業としては大好きです!

予め組んでおいてストックしたリムを売るのは、あまり好きではありません。なぜかというと、やはり乗る方にマッチした組み方をしたいからです。
乗り手の顔がわからないと リム組作業の正解が見えません。

例えば、体重、乗り方によってスポークの太さ、編み方、テンションなどをを変えなければなりません。

=今日の名言=
『乗り手の顔の見えないリム組は辛い』


今回また最高のハブを使ったオーダーを頂きました!今回は常連様のY際様のオーダーです。ありがとうございます!乗り手の素性が見えてるので、正解が見える楽しいリム組です!
プロファイルの最新鋭!
エリート!ただ者では無さそうです!
ノッチ数がパネー!っす!
9〜11speed対応です!

フリーの音は もうここまで来ると暴力的としか言いようがありません。サンツアーのフリーの沁み入る音に慣れてる私には、この細くて高くて大きな音はマシンコントロールに集中できないかもしれません!
まあ慣れれば、F1のフェラーリ12気筒の音が素晴らしいのと同じで、心地よいサウンドに変わっていくハズです!^ ^
とにかくすごい高性能リアハブです!

ロックボルトを包み込むステキな削りだしパーツもただならぬ雰囲気を醸し出しております。

これに合わせるリムは...
アレ?見当たらないです!!
さっきまでここにあったのに...

ありました!!丸テーブルの外径とリムの内径がいい感じにハマってしまい、テーブルと一体化してました!

リムはもう製造中止して数年経ちましたがSalsaの29"リムです。
用途が書かれてます。
幅とRDが書かれてます!
ありがたいです!RDの測定は意外と正確に誤差なく測定するのが難しいのです!全メーカーのリムにRDだけは明記して欲しいです!!

スポークレングスを計算して、スポークをカットしてネジ切りも完了。今回はブラックステンレススポーク#14プレーンにブラックブラスニップル指定です。
材料は揃いました。

ハブにスポークを通し
振れ取り台で締めて行きます!
仮組み終了!
本組み完了!!完璧に組みあがりました。

オーナーの体格や乗り方を思い浮かべながら、最適なテンションに組み上げる。これが楽しいですね。縦も横もテンションも正確に組めました。良い仕上がりです。

上の2枚の画像 やはり組みあがりの下の画像の方がオーラが出てて仮組みの画像と全く違いますよね。なのでわざわざ同じような画像を敢えてあげてみました。

と言いたいところですが、私自身区別がつかない!同じ画像に見えます...

私の組んだリムにはオーラは無いようです。ORZ



2015年11月27日金曜日

よこちん

突然 降りました!一気に40cm!!
11月としては私の人生で最高記録です。

room36からの景色も当然コレです!!

毎日のようにリム組みしてますが、たまにBMXのリム組のオーダーが入ると とても嬉しいです。

当然BMXのリムは20インチなので、スポーク長も短いです!今回はWheel Smithのスポーク指定だったので、180mmくらいの長さにカットしますが、スポーク長が310mmくらいのをカットするので、捨てる部分が長くもったいないです。しかもカッターがすぐに詰まってしまいます。切り落としたスポークが容器内で寝ないで立ってしまうからです。
なので、スポークカッター内を空にします。
今シーズンにカットしたスポークの切れっぱしが大量にたまってます!
カラースポークもチラホラ。

意外と綺麗で 捨てるのが勿体無いです!良い再利用法ないかな?材質は全てステンレスです!

今回はフロント2本、リア1本組み上げました。
今時のBMXリムですが、相変わらずコストがかかってもアルミにメッキ処理を施したものが主流です!色物も様々出ましたが 私は個人的にBMXのリムと言えばメッキしか考えられません。

鉄のメッキリムは昔から多々存在しますが、アルミのメッキリムはBMXの世界にしかありません。

ロードもMTBもメッキリムは一般的には無いです。不思議です!

メッキリムは濡れると リムブレーキだと全く効かないという弱点がありますが、現代の主流はディスクブレーキなのでどんどんメッキリムをリリースして欲しいです。

BMXは当然ホイールスキュワーは使わず ナット止めです。
こちらはフロント。
こちらはリア。
フロントは3/8インチ、リアは14mmアクセルです。
Demolitionのこのハブはフロントが通常15mm、リアが19mmのナットを使う所を前後17mmに統一してます。
ライダーが持ち歩く工具を一種類にするためです!さすがわかってるブランドです。
その為フロントナットは異常に肉厚、リアは肉薄です!しかもナットもワッシャーも高品位なアルミ製です。

BMXのパーツは見ているだけでワクワクします。今回のリム組で一番びっくりしたのは、ここの部分です。
わかりますか?
このリムの米式チューブのバルブ口の出る穴がオフセットされてるのです。
最近の流行りらしいですが、より強度を保つ為らしいです。
なぜ オフセットする事により強度が上がるのか...私にはわかりませんm(__)m

いくら考えても...わかりません。

でもとてもユニークです。
因みにリムの文字を右から読む方向にすると、バルブ口は右に出ます。

横チンみたいでいいですね!!


失礼しました。m(__)m