アレ??
ずいぶん前からFAT BIKEなるものがあったらしいですね!!
この画像はネット上にあったものを無断で拝借しました。m(_ _)m
現在のSurlyのバグスレイをルーツとするFAT BIKEとの違いは、
「アメリカの激寒地区ミネソタ州ミネアポリスにあるSurlyのデイブさんを中心に開発設計されたのがパグスレイです。ルーツはアラスカ横断を目的としたバイクだったようです。要するに過酷な条件での命がけのチャレンジ、アドベンチャー時の相棒となりうるバイクです。」
画像のバイクは確かにタイヤは太くて大きいが、自転車用として開発されたタイヤとは思えない。角がはっきりし過ぎてる事から、四輪用のタイヤを流用したと思われます。間違いなく重いでしょうね。
また、パターンからオンロード用と思われますねー。少なくとも、悪路用ではありません。
しかしこのバイクには、そういう細かい事を超越したオーラがあります!
アラスカのような北極圏に入ると、リアハブのカセットフリーやディレイラーなどが凍りついてしまい機能しなくなる事が多々あったとの事です。
最近のパグスレイはフロントフォークがノンオフセットになってしまいましたが、初期のパグスレイは前後のタイヤを入れ替えれるように、フレームもフロントフォークもオフセット構造でした。たとえばフロントのハブはフィックスド用の135mm幅のハブにしておけば、リアのカセットフリーが凍って機能しなくなった場合、フロントとリアのホイールを入れ替えて、フィックスドギアでとにかく自走して旅を続行できる様に工夫された自転車です。
根本というか、開発コンセプトが違います。
見た目は重そうでも、乗るとビックリする程軽い乗り味を実現したのがSurlyのパグスレイでした。
最近のモデルは、前後ホイールの互換性を求めるライダーがほとんど居ないので、ノンオフセットになってしまいました。
SurlyをルーツとするFAT BIKEは機能的で軽くて高性能です。
見た目通りに超重いバイクや、人目を惹くためだけに太いタイヤを装着した街乗り用バイクをFAT BIKEとは個人的に呼びたくないです。
また一番重要なのは、タイヤとリムの精度です。
FAT BIKEの最大の特徴とメリットは、他の自転車に比べて圧倒的にタイヤの空気容量が大きい事です。
「空気が最良のサスペンション」とSurlyも謳ってます!
メンテナンスが面倒で激しく消耗する オイルも機密性を保つシールやパッキン類も必要ありません。
ファットバイクはとてもシンプルなバイクです。
そのメリットを発揮する為には 低圧にしてもリムとタイヤの接触しているビード部分が外れたり 滑ったりしない精度が必要なのです!
もし精度の低いタイヤやリムで低圧で走行してタイヤが外れてしまったら大事故や大怪我に直結です!
リムとタイヤはSurlyのモノが一番安心です!その他45northとスペシャライズドもOKです。2015年モデルだとロッキーマウンテンなどの完成車に採用されてるSunRingleのリムも精度がいいです。それ以外のリム、タイヤは要注意です。
巷に ニセモノ、まがい品、粗悪品が溢れてますが、どうせなら本物の乗り味を体験して欲しいものです!
さらに軽さを追求したSalsaのチタニウム製やカーボン製のフレームは最も進化したFAT BIKEと言えます。
サスペンション搭載のFAT BIKEは、今のところ自分の中に用途を見つけられませんが、超アグレッシブに乗る方には良いかもしれません。
サムズバイクでは常時3台の試乗車を用意しております。お気軽に試乗しに来てください。
それにしても最初の画像のFAT ASS!
気になりますねー!特にフロントフォークがカコイイ!また乗ってる女性が庶民的で好感もてます!
後ろに写ってる自転車もカッコ良さげです。自転車屋のアイキャッチ用バイクでしょうが、この時代に良く造ったと思います。店名は本当にFAT ASS bicycles なんですかね。素敵です!
とにかくアメリカンな写真ですねー!