SurlyのClown Shoeはナント幅が100mmあり太さでは現行品No. 1です!
組み合わせるハブはSalsaです!値段の割にクオリティーが高いです。リアはなんと!エンド幅197mm!12mmのスルーシャフトです。
フロントはエンド幅150mm!15mmスルーシャフトです!
スポークレングスを算出し、今回はWheelSmithのチャンピオンスポーク#14を丁寧にカットします。
サムズバイクではKOWAのスポークカッターを使ってます。理想のカッターはPhilですが値段が高過ぎるので買えません。Philだとワンアクションでスポークのカットとネジ切りができて最高なんですが。
KOWAのはまず上の穴に入れて必要な長さがにカットして、横の穴でネジ切りします!
ここまでの準備が整えば、ここからは組み上げるだけなので完成したようなものです。
私は約30年 毎日のようにリム組みをしてきましたので、極端な話リムの組み上げ作業そのものはもう慣れてしまって簡単な作業と言っても過言ではありません!もちろん神経を使い集中しないと組めませんが、生き物を扱うようでとても楽しいです!
リム組みで大変な作業は準備です!リムとハブを1/10mmの精度で必要箇所を測定し値を数式に入れて計算します。今回は3種類の長さのスポークが必要です。ほとんどの外装変速機付きの自転車は3〜4種類の長さのスポークを一台の自転車に使用します。
スポークレングスを算出して、必要な長さ、色、太さ、本数のスポークを製作し、必要な材質と太さと色のニップルを準備してスタンバイです。
グチになりますが....
良く通販などでリムとハブを購入し、リム組みは自分でやるのでスポークだけを買いに来るお客さんがいます。「長さは?」と聞くと「わかりません。合うやつください!」
長さの算出は30年やってきても、慣れる作業ではなく毎回時間をかける下準備です。もっというとリム組み工賃を仮に¥5.000とすると内訳はスポークレングス算出と製作¥4.000、組み上げ作業¥1.000といった感じです。
なので、合うやつくださいといわれても、簡単な事ではなくもちろん無料ではできない事をご理解ください。
スポーク長を指定いただければ、スポークのバラ売りはしております。
WEB上にスポーク計算式があるので、ご自分で計測した値を入れて算出してください。
話しが逸れてしまいましたが
まずはフロントの仮組み完了!
フランジにスポークを通し
お恥ずかしい話ですが、サムズバイクは創業時から使っている振れ取り台があります!いわゆる27インチの700cまでしか対応してない振れ取り台です。
29インチが普及してきたので、アダプターは購入しました。
下の二つを装着すると最大240mmまでレッグが開くのでSalsaのリアハブ197mmをセットできますが、フランジとレッグが干渉してしまい回らないなど不都合が出ます。なので片方は上のアダプターにしたり、スルーシャフトアダプターもないので代用品を作ったり、敢えて斜めにセットしたりワッシャーをかましたり....
ファットバイクリムは60〜100mmくらいの幅が主流ですが、今回は最大幅のハブと最大幅のリムの組み合わせという事で てんやわんやでしたが、ない頭をひねり倒してあるものだけで組み上げました!このいろいろ創意工夫するのがまた楽しいですね。
どんなに工夫しても不可能になるまではFATBIKE対応の振れ取り台は買わないつもりです!
もし誰かからFATBIKE用の振れ取り台をプレゼントして頂いた場合は、喜んで使用させていただきます!(^O^)/