販売店もその方が楽だし、割安感があるのかもしれません。ただし、個々の個性は失われます。レース会場に行けば、同じホイールのライダーに何人も遭遇してしまいます。
同じハブ、リムを選択してもスポークの色が違うだけで、印象はガラリと変わります。自転車を真横から見た時のホイールの占める面積はかなりのものです!たかが太さ2mm程のスポークですが、ルックスや雰囲気や印象に大きな影響を与えます!
サムズバイクでは 好みのハブとリムを選んでそれを指定の編み方や複数色のカラースポークを自由に組み合わせて組み上げて欲しいというオーダーが減りません。本当にありがたいです!感謝しております!
今回は完成ホイール(完リム、コンポジットホイール)をいくつか紹介します。
マウンテンではマビックのダウンヒル用ホイールDEE MAXが最も有名です。
DH用とは言え28Hです!このリムの成功から完成リムが一気に普及していきました。
またトラック用のエリプスは20Hでエアロスポーク仕様です!
フロントはラジアル組み仕様です。完成リムは総じてスポーク数が少ないものが多い気がします。全てを専用設計にする事で、スポーク本数が減っても充分な剛性を確保しているようです。
その他クロカン用やロード用、クロスバイク、BMX等も多数完成リムが存在してます。もちろん世界のシマノでもリーズナブルなホイールセットを多数ラインナップしてます!
その一方金属のスポークを用いないホイールも人気があります。
HEDなどのカーボン3スポークデザインのモノが有名です。画像なしですいません。サムズバイクにあるモノを紹介します。(非売品ですが...)
スピナジー6スポーク
スピナジー 4スポーク
スピナジーはその後色付きのファイバースポークにシフトして行きます。
マグネシウム製で3スポークデザイン。
その他 私の知らない製品も多々存在します。
BMXの世界もさまざまなホイールが昔から出回ってました。
Mongooseの初期のBMX Productsが1970年代初頭にリリースしたモトマグホイールが元祖だと思います。1stモデルはマグネシウム製で、画像のものはアルミ製のMOTOMAG 2 です。デザインが今見ても素晴らし過ぎます!カッコ良過ぎ!!!
このほかユニークなアルミキャスティングホイールがアメリカはもちろんヨーロッパでもいろいろ出ていて面白い時代でした。
サムズバイクにある変わり種BMXホイールセットは
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コピペしないと見れないかもm(_ _)m
アルミ削り出しの高級品で、世界に数セットしか存在しないサムズのお宝!
93年にProfileに無理にお願いして購入させてもらいました。
あとプラスチックなど樹脂系ホイールは何と言ってもSKYWAYのタフホイールがチャンピオンです!
タフホイールのニセモノもイロイロありました。日本代表はOGK!
ホイールが汚くてすいません。何しろ30年前のものです。
また当時は他にもバチモノがイロイロあって面白ろかったです!
その他 ミニスクートなどの12",14"のものもありました。上の画像は12インチですが、全てSKYWAYが源であると言って良いでしょう。
現在SKYWAYブランドは復刻されており、タフホイールだけでなく魅力的なアニバーサリーモデル(フレーム)などもたまに発表してます!Vintage好きにとってはSKYWAYの復活は朗報でした!
上の画像は先日世田谷のBMX RIOに行った時に非売品としてぶら下がっていた ACSのZリムですが、樹脂のリムというのも存在しました。
金属でも樹脂でもカーボンでもこのようなホイールは高額なモノも多く人気が高いです!やはり性能だけでなく、装着した時のスタイリッシュさが魅力ですね。
さて、次回「スポーク その3」はスポークのお話の最終章となります。世界一ユニークで斬新なスポークのお話です!
大した面白くないかも...ですが、よろしくお願いします!