そのまま王様=KINGです!
創始者はChris King さんです!名前のとおりヘッドセットの王様だというのは誰も異論を唱える方はいないでしょう。
確か70年代からずーっとヘッドセット一筋の会社ですが、現在ではハブやBBもラインナップされてるのは皆さんもご存知のとおりです。工作精度が高いので回転部分に特化してる会社です。
今回はキングヘッドセットの紹介です。
こちらは先日紹介したMANTIS バルキリーに装着されてたヘッドセットと全く同じものです。
キングとの違いは、左上のようにエビ茶色のOリングを外すと穴が開いていてそこからグリースガンなどを使ってグリースアップができるというグリース ガード システムが搭載されている点です!
ただでさえ丈夫なキングヘッドセット!マメにグリースアップしていれば100%一生使えます!
シルバーもありました!良く見るとナットにKINGと刻まれてます!
こちらはキングの最高峰 チタン11/8インチスレッドレスです。
余談ですが、これは丈夫で10年以上ノーメンテナンスで使ってきました。
アルミより肉厚が薄いです。でも全く壊れる気配はなし!
ずいぶん使ったので、ベアリングを打ち替えてリフレッシュ!キングの凄いところは何と言っても自社でベアリングを作っているコダワリです!
画像下のキャップに書いてあるとおり2008年にピンクリボンコラボで限定発売されたのは11/8インチスレッドレスだけです!画像上のは1インチスレッドレスで10年程前にラスベガスで開催された interbike expo.でのキングのブースで直接買ってきた1インチスレッドレスです!これはFAT CHANCE のYo Eddyのレストア用に用意しました(非売品)。もちろんYo Eddyの純正フォークもアヘッド仕様に改造してあります(powered by EZOサイクル)。
こちらは現行品の11/8インチスレッドレスですがパープルは限定生産品です。KINGが長きに渡りヘッドセットの王様に君臨している理由の一つに多彩なアルマイトカラーをラインナップしている事も大きな要因です(現在は9色)。またどのメーカーよりも発色がよく、見た目でクオリティの高さを納得できるオーラを放ってます。
こちらは同じカラーですが一時期中国製の偽物が出回り、その対策の為に文字の目立たないバージョン(レーザーエッチング)しか手に入らない時期もありました。現在は両方手に入ります。
こちらは変わりダネで、スチール製です。ヘッドチューブに圧入される部分がレギュラー品の2倍以上あり、ジャンプバイクやBMXのストリートに最適です!チタンよりも表面がザラザラしてていて、ジャンキーな感じがカッコイイです!現在は製造してないようです。
また数年前から上の玉押しが画像左側のように2ピース構造に進化しました。
またベースプレートも右端のように厚みのあるものが用意されてます。すこしでもヘッドチューブの高さを稼ぎたい場合に有効です。またフロントサスペンション装着時にトップキャップとダウンチューブが干渉する場合には必携です!
上の画像のように90年代初頭まではワンに派手なKINGの文字はなく、ロックナットの上面に刻印があるだけでした。
本当の意味での専門メーカーって少ないと思いますが、KINGには揺るぎない信頼性があります。
現在は11/8インチスレッドレスが主流ですが、だんだんインテグラルに移行しつつあり、テーパードなど規格も多様化してますが KINGはそれぞれに柔軟に対応しています。
またスレッド式のヘッドセットもラインナップしており、最近では聞かないレギュラーサイズ、フィッシャーサイズなども製造しているのはさすがです!
ちなみに大きさの比較のために、キャップを並べてみました。
スレッドの1インチには更に、JISとイタリアンという規格があり、何故かKINGは頑なにイタリアンしか製造しなかったのは、私の中での唯一の謎であり不満でもありますが...
今後もKINGは着実に我々自転車を愛する者をサポートし続けてくれると信じております!