2015年5月21日木曜日

売れ残り

定休日だったので自分の自転車のフロントホイールを組みました。
私がレースで酷使したボロボロのHAROを全塗装に出したのでリビルトしてます。これを機にホイールを組み換えようと思います。

サムズバイクで1994年から2000年くらいにかけてチタンスポークを店頭で販売していましたが、全く売れず 不良在庫が残ってます。仕方ないので自分の自転車にだいぶ消費しました。
熱処理でいい色に発色している英国製ユニオンチタンスポークです!ラスト264mmが32本だけ残ってます!
チタンスポークはカットしたり転圧によるネジ切りをすると工具を痛めてしまう恐れがあるため、スポークレングスを計算した時にこの長さが合う組み合わせなら使おうと思ってました。
最近は80年〜90年代初頭に比べてリムの内径(RD)が短くなっている傾向があり、ヴィンテージ系のリムとハブの組み合わせの時にしかチャンスはありません。

今回は90年製のMavicのリムとハブの組み合わせだったので、スポークレングスの値は263mmと算出されました。1ミリ長い264mmでも組めるので、このラストチャンスを生かして使う事に決めました!
ARAYA系の旧いリムはRDが大きくて550mm弱ですが、最近のリムは10mm以上さらに短いです。ARAYAのRM-25からRM-915世代なら普通264mmはリアにしか使えない長さです。
誇らしげに UNION Ti SPOKEのUの文字がスポークの頭に刻印されてます!

スレッド部分に チタン対応グリスを丁寧に塗って組んでいきます。
リムもハブも中古です!
ニップルはオシャレして アルミの水色です!スポークが内側からゴールド〜パープル〜ブルーに色が変化して行くので先端の色に合わせてみました。
この水色のニップルも全くお客様が見向きもしない不良在庫、いわゆる売れ残りです。^ ^
振れ取り台にセットして本組み開始。
組み上がりました!
マシンにセットしたタイヤは大好きなミサイルというIRCのタイヤです。

この真っ赤なForkは私が41歳までスラローム用に組み上げ、レースにも出場していた思い入れのあるHAROです!

お店をやってると もったいないので売れ残り品に目が行ってしまいます。当たり前ですが売れ残ってるものは、魅力のない商品が多いです。それを貧乏くさくなく、痛くない感じで使うのがまた楽しいです。売れ残りバンザイ!
「残り物には福がある!!」ですよ(^O^)/

皆さんにサムズの売れ残りの購入を強くオススメします!←ウソですm(_ _)m

近日中に このblogでこのHAROを紹介させていただきます。