2016年2月25日木曜日

ステアリング ダンパー

自転車用のステアリングダンパーは私の知る限りBMXパーツメーカーの老舗odessey が'88に製品化したのが最初だと思います。(画像は一部無断転用ですm(__)m)
MTBアクションの広告などで良く見かけ、当時BMX RIOにも入荷し何台か取り付けた覚えがあります。

高品位で気分が盛り上がるパーツでした。私も欲しかったのですが当時貧乏で買えませんでした。
まだリジッドフォークの時代でしたから、荒れ地のダウンヒルの時に前輪からの様々な入力に対してハンドリングが安定して羨ましかったです。またジャンプの着地時の安定感も絶大でした。

ステアリングダンパーと言えば、ピロボールの付いたこのOdesseyの形状が典型的でしたが、最近はヘッドセットの下にストッパーを挟み込んで、ステムのトップキャップと連結させる方式が多いようです。
これはHopesというメーカーのものです。とてもシンプルでスタイリッシュに装着できます。

'90年代後半頃からサムズバイクに売れ残ってるステアリングダンパーを実際に取り付けてみます。
Stable Tec 製の DAMPENATORというパーツです。ダウンヒル全盛期の商品です!
わかりやすい取り説と図解がうれしいです。
ヘッドセットの上側はこのパーツが受け持ってます。
説明書を良く見て取り付けます。

下側のヘッドパーツは、下だけで販売していたプリモのゴリラ(シールドベアリング)をインストールしました。
このヘッドパーツはとても丈夫で まだサムズバイクに白とメッキの在庫があります。過激過ぎるライディングでヘッドセットの消耗の激しいライダーにオススメです。

そしていよいよダンパネーターを取り付けます。
高品位なアルミ製でベアリングのカップ部分は鋼鉄製です。

ベアリングを入れ 玉押しまでセット。

ストッパーを取り付け この上に本体を乗せます。

本体裏側。

ストッパーにビニールチューブを被せ、ダンパネーターを装着。

最後にダストシール(下側にOリングあり)をセットして完了。

この製品はヘッドセットの上ワンに全てを詰め込んだ構造です。なかなかの優れものです。
この上にステムを通常通りセットすればOKです。

セットしたマシンは、けっして過激に乗る訳ではなくチョッパースタイルの自転車です。ハンドリングの不安定さを抑える為に装着しました。

まだ全貌を見せられる状態ではないので完成したら紹介したいと思います。