2014年8月18日月曜日

展示物の紹介 その一

さて、Room36もオープンルームして1カ月半程経過しましたが、今後はおもしろい中古自転車も販売用に少量置く予定です!
現在は非売品もしくはサンプルの展示のみです。

正直なところ 88年〜95年のマウンテンバイクが私のストライクゾーンですが、最近は古いBMXやランドナー、昭和の香りのする実用車や運搬車も大好きになり 気になって気になってしょうがありません。

今回はルーム36に展示してある運搬車を紹介します。


これは詳細は不明ですが、フレームはミヤタのASAHI号です。

キャリアやスタンドも重厚で、リムやタイヤも普通の実用車より太い26x13/4という規格のタイヤが標準装備されてます。バンドブレーキの径も実用車より大きいです。実用車より重い荷物を運ぶ為に強力なブレーキパワーが必要です。

マウンテンバイクの26x2.125用のタイヤチェーンがピッタリだったので、冗談半分で履かせてみました。とても似合うので外せなくなりました。^ ^

フロントのチェーンホイールはお約束の「ギアM」のデザインでフェンダーにも「ギアM」
シートポストをクランプするネジも「ギアM」。

キャリアのステーやブレーキのカバー、カギ、その他すり減って判読できませんが、ペダルの軸カバーやゴム部分、サドル、クランクなどあらゆる場所にロゴが入ってます。
ミヤタに限らず、この時代の実用車にはネジ一本まで誇りをもって製作していたという職人の意気込みが感じられます。また、この時代の自転車は初任給の2倍程の値段だったらしく、またコストダウンを全く意識しないでモノを造っていた時代なので、造形などに職人のセンスや芸術性が現れてます。
コストダウンやコストパフォーマンスを追求した瞬間から モノの魅力はどんどん失われていきますね。昭和レトロバンザイ!MIJ(メイド イン ジャパン)バンザイです!

さて特徴的なフロント部分ですが、

フォークの曲線が悩ましいですね^ ^
なんとリムとタイヤは リヤカー用です!26x2 1/2という規格です!太い!重い!
ライトを付けるステーまでも左フォークに装備。このライトは純正ではありませんが、カッチリ似合ってます!
この自転車の最大のチャームポイントとも言えるハンドルの形状!!!
無骨で美しいのです。
ただし フレームはミヤタですが、
フォーク、荷台、ステム、ハンドルバーはメーカー不明ですが、改造用のキットで売られていたモノを私が差し替えました。オリジナルのフォークやハンドルバーもとても魅力的でしたが、このフロント荷台キットのインパクトにはかないません。リアカーのタイヤ、ホイールも運良く当時モノの中古が手に入り完成させる事ができました。

Room36に常時展示してます。試乗OK!どうぞ物好きな方の訪問 お待ちしております。