自転車は軽ければ軽い程 楽ちんであらゆる場面で有利です!
軽くて弱いモノは安くつくれます。
重くて丈夫なモノも安くつくれます。
軽くて丈夫なモノは値段が高くなります。
高価な材料を使ったり、構造を工夫して 「軽いのに丈夫」 という相反する条件を満たす努力をするからです。その努力はコストに反映されるのは当然です。
自転車は軽い程値段が高くなるのはその為です。ある意味軽さを お金で買うというのが自転車の世界の一面です。
しかし同じ重量の自転車でも メーカーが違うと全然乗り味が違います。
もっと分かり易く言うと、同じ重量の自転車でも 乗った時一方は重く感じたり、もう一方は軽く感じたり...
不思議ですよね?同じ重さの自転車なのに...
自転車が車体を手に持って走るスポーツであれば同じ重量なら性能的には同等ですが、そういうスポーツではありません。
跨ってペダルを漕いで進むスポーツです。ですから漕いだ感じが軽い とか 取り回しが軽いというのが最も重要です。
12kgのバイクの方が 11kgのバイクより漕ぎ味が軽い場合が多々あります。
一つの要因にフレームのパイプの角度や長さ(スケルトン)があります。
スケルトンの良し悪しで乗り味が大きく変わるのです!
例えば一流ブランドと呼ばれてるメーカーは高額な開発費をかけて、レースの世界で勝ちを狙ってます!
そして同時にプロライダーやサポートライダーを抱えてます。彼らはレースの成績で収入が大きく左右されるので、少しでも自分がレースで好成績をあげられるように、必死でフレームのスケルトンその他を開発、改良し続けてます!
そしてその改良部分はレーシングバイクのみならず、やがて下位モデルにもフィードバックされて行きます。
なので一流ブランドの下位モデルは、ある意味お買い得です。
それに伴い、パーツメーカーもしのぎを削っております。
例えば少しでも軽いブレーキを開発してるわけです。重量が軽いのに充分に効き、そしてタッチも軽い。
当然高価な軽くて丈夫な材料を使って、構造的にすごく工夫をした設計で市場に投入して来ます。これもまたコストに当然反映されます!
二流ブランドは 逆に言うとレーシングチームがなかったり、テストライダーを抱えてないメーカーです!
そして 開発費にお金を使ってないから 安く作れます。
なにより開発してないので 既存のスケルトンを流用したり 旧い既存のデータでフレームを設計してます。
当然最先端の一流モノに比べて漕ぎ味が悪いとか重くなる訳です。
また2流ブランドの安いのに軽いフレームは最も危険です。
高価な材料は丈夫なのでパイプを薄くつくっても充分な強度が保てますが、粗悪で安価で弱い材料を使って ただただ軽くする為にパイプを薄くつくる...
わかりますよね!危険です!
チョットした事で フレームが折れたり曲がったり...
命に関わる問題です。
充分な予算がない場合は、重い自転車を選んでください。マジな話です!
重くて安い自転車は正義
軽くて高い自転車も正義
軽くて安い自転車は悪
です!
自転車はクルマと一緒に車道を走る乗り物です。
車道走行中に万が一のトラブルが起きたら...と想像するだけでコワイです。
自転車に限っては 「安くて良いもの」に私は未だ出会った事がありません。
言い切ります!
安くて良い自転車はこの世にない!
私は正義の味方です!