2015年11月16日月曜日

ムラサキ

今日もポカポカ天気で冬支度 はかどりました!
ハゲハゲだった店頭の外壁にペンキを塗り、吹雪にも対抗できる壁にしました。

またサビが出ていた融雪溝の鉄板の蓋をつや消しブラックに塗装。

あさってくらいには冬将軍が来そうな気配です!焦るなぁ〜(^^;;


さて、1990年前後からリングルやグラフトンなどから高級アルミ削り出しパーツがリリースされました。サムズバイクでもこんな高いパーツが良く売れるな?と思ったものです。
バブル期後半の時代でしたが、高級パーツに交換する方の意識は 軽量化と もう一つはドレスアップが大きな目的でした。

ドレスアップとは マシンの見た目をオシャレにカッコよくするという事でしたが、これらの高級パーツはカラーが豊富なのがとても魅力的でした。
ほとんどのパーツにがシルバー、ブラックの他に パープル、ブルー、ターコイズブルー、ゴールド、レッド、グリーンなどが用意され、一番人気はダントツでパープルでした。
一箇所変えると他も変えたくなるのが人情で、本当に良く売れました!
ステム、バー、ヘッドセット、クランク、シートポスト、ブレーキ、ブレーキレバー、リム、チェーンリング、5ピン、ペダル、ブレーキブースター、スキュワー類、ボトルケージなどを同色に統一したり、うまくコーディネートする時代でした。
カラータイヤやカラーワイヤーなどもうまく組み合わせてとてもカラフルなマシンが多い時代でしたが、一歩間違うと痛い感じに仕上がるので、センスも問われました。
景気が良かったせいか、今に比べるとイケイケなマシンが多かったですね!

とまあ だらだら書きましたが、今となってはパープルのパーツはとても使いにくいというか組み合わせが難しくてなかなか使うチャンスがありません。

サムズに中古、新品を問わず案の定パープルのパーツが倉庫にたくさんあったので、思い切って全部アルマイトを剥がす事にしました!
アルマイトの剥がし方は様々なサイトで紹介されてますので、割愛しますが、先ずは台所の排水口のパイプクリーナー液に浸けます。

ほとんどがパープルのパーツです。

全てシルバーになりました!白黒写真のようです。

それを磨いて光らせるのは、楽しいです。一番下のブレーキレバーが磨いてない状態です。上の3つは磨いたモノです。

これから暇をみては、コツコツ磨いて行きたいと思います。

2015年11月15日日曜日

グズラ

11月中旬ですが、意外と暖かい札幌です。紅葉も終わり、葉っぱもほとんど落ち下を流れる川が丸見えです!この川を眺めながらのコーヒーが最高の季節がやってきました。^ ^
天気はあいにくの雨なので、グズラをレストアしようと思います!

みなさんご存知のグズラ。
T.U はメーカー名でツノダです!
みんな大好きなグズラです!

え...? 知らない?
聞いた事ない?

みなさん若いんですねー!1967年に週刊少年サンデーに連載されていた漫画で、68年にテレビ放映されたアニメです!
当時はもちろん、白黒テレビでした(^^;;

ヤフオクに靴が出品されてるのを見て懐かしいなぁー。

ソノシート知ってますか?
薄いペラペラなプラスチックでできたシングル版のレコードです。
とまあ 当時は子供たちに人気があったのです。

こいつがグズラです。タイヤサイズが12x21/4というサイズの子供車です!1968年位のビンテージキッズバイクです!

5〜6年前に昔からやってる自転車屋さんの倉庫で捨てられる寸前だった所を救出してきました!私もそのまま放置していたのですが、今日ガレージでグズラと目が合ってしまい、レストアする事にしました!

だいぶやられてます。
ペダルとサドル、シートポストがありません。

ステムにいきなり感動!
ステムの頭の部分からコラムの部分が抜ける構造です!
コラムの先端部分が四角い断面になっていてステムに差し込むようになってます!
差し込んだらステムに長いボルトを上から通し固定します。
一見何の変哲もないのですが、このボルト1本でハンドルも一緒に固定してしまうのが新鮮です。

現代のアヘッドステムに これと似たような構造のステムがありますが ネジの本数を減らして軽量化するとう目的です。

サビ取りと清掃、グリスアップの後 欠品しているパーツを取り付けて完了!
レストアという程ではないですが、だいぶ見れるようになりました!
ちっこくて カワユス!^ ^


バックスタイル
左側
ステムとバーも綺麗になりました。
アルミ製のコッタードクランクにペダルを取り付けました。
シートポストは22.2mmだったので、ホフマンバイクの長めのモノを付けました。⇦自分も乗ってみたかったので(^^;;

サドルはGT。

リアのネームプレートと反射板がいい感じです。

ちょっと乗ってみましたが さすがにちょっと小さくてフラフラしてしまいました。^ ^

このマシンをどうするってわけでもないのですが、しばらくはサムズバイクに飾っておきます!

グズラ世代の方のご来店をお待ちしております。(笑)

2015年11月12日木曜日

カレンダー

今日もいい天気で チェーンソーと斤を使ってマキをこしらえてました。腰が痛くなり気づくと昼ごはんを食べるのも忘れ3時間半が経過してました。我を忘れてという程でもありませんが、自分はこういう作業が好きなんだなと 再認識です!
そして画像撮るの忘れましたが、後片付けしながら気づくと斧の柄が割れてました...orz
力の入れ過ぎか!?

手もメッチャ疲れてるし、こりゃダメだとその後40分昼寝しました!

もう11月半ばにさしかかり、いろいろな方がカレンダーを持って来てくれます!師走感漂ってきましたね!

最近は不景気でカレンダーを造るのを止めた会社が増えました。

サムズバイクはもちろんそんな余裕はありませんので、皆様にお配りするカレンダーはありません。

しかし なんと!過去に一度だけ造った事があるのです!

時は1997年。
1998年用のカレンダーです!
別に当時景気が良かった訳じゃないのですが、いろいろなタイミングが合って製作する事になりました。当時お世話になった方々に感謝です。
旧いカレンダーこそ邪魔なモノはありませんが、記念に一部だけ保管しております。ルーム36の壁にかかっております。
中を一部紹介しましょう。

当時サムズバイクがオープンして6年目でしたが、サムズで取り扱ったスペシャルなマシンを撮影してカレンダーにできないかという話が持ち上がりました。

私が過去に組んだマシンを思い浮かべ、その中から12台を選定し それぞれのオーナーに連絡を取り 一台ずつ借りてきてピカピカに磨き上げ、スタジオに持ち込みカメラマンが撮影するという流れです。カメラマン、デザイナー、印刷屋さんとサムズバイクの見事な連携で2ヶ月程で完成しました。300部製作しお世話になったお客様に配り、残りは店頭で少量販売しましたがあっという間に完売しました。

例えば3月を開くと
こんな感じで、最後のページに12台のスペックがまとめてあります。
右側はこの企画に関わった方々の紹介です。

もう数ページ紹介します。
最近このブログで紹介したマウンテンゴート。
クライン!
マンティスは3台出てきます!
マンティス!!
マンティス!!!
憧れのマーリン!

そして裏表紙に13台目のマシン、マニトウで〆ました!^ ^

カレンダーは旧くなると使えなくなるので、違った形で第二弾をやりたいです!

例えば、札幌名車図鑑(Surly編)とかできたら楽しそうですね。私は古い人間なので、データとかウェブより 紙でできた印刷物が好きです!

うーー!何かつくりたい!
協力者募集中です!

2015年11月10日火曜日

SE

SEとは Self Engenering の略です!
スコットのブレーキです!
こちらはフロントのカンティーブレーキの左側です。
ブレーキをかけると シューが前方に2mmくらいスライドします。
指でブレーキをかけた状態に押します。ブレーキを固定してるネジと本体の隙間が縮まってるのがわかると思います!
裏側から見てみましょう。これはリリースの状態です。
指で押してブレーキをかけた状態にすると隙間が開いてます。

要するにシューがスライドすると言うよりは ブレーキ本体ごと前方=リムの進行方向にスライドする機構です。


分解してみました。とても凝った造りのスペーサーと左下2番目のスパイラル状の溝を切ったパーツが肝です!
本体側のボールベアリングがその溝にはまり、回転するとスライドする構造を実現してます。裏側からスパイラルを差し込みます。

この原理は、先日Paulからリリースされた最新の機械式ディスクブレーキのキャリパーの構造と原理は全く同じです!
これを見た時に とてもシンプルで賢い構造だと感動しましたが、何処かで見た覚えが...

それがスコットのSEシステムだと気付き、古い在庫から発掘して分解して確認したくなりました。

アームを引くと大きめのベアリング3個が溝に沿ってブレーキシューを押し出す構造です。


SEシステムに話を戻します。(^^;;

上の分解画像には真上からしか写ってませんが、コレが横から見たバネです!
近くで見ないと 何かわからないと思います。このバネが ブレーキをかけると圧縮されリリース時に左の丸いプレートを押し戻すという構造です。結構固いバネレートです。コイルスプリングでは充分な力が得られなかったと思われます!素晴らしいバネです。

そしてリア用は、スライド方向が逆になります。それと靴に当たらない様にスリムなシェイプになってます!ロープロファイルなどという言葉もなかった80年代です。
構造は基本的に同じです。
ただしスライド方向が逆なので、スパイラルは表側から差し込みます!
80年代後期、高級車はフロントカンティーブレーキでリアはUブレーキが主流でしたので、Uブレーキもラインナップされていました。
以前に紹介した87年のHAROです。
チェーンステイに下側に台座があるUブレーキ仕様です!
真下から見るとわかりやすいですね。

Uブレーキにもフロント用とリア用が用意されてました。もちろん少数ですがフロントUブレーキ仕様もありました。しかしそれだけではありません。

リアのUブレーキはリア用を選べば良いという訳ではありません。

えーー! 

このHAROのリアブレーキはフロント用をチョイスしなければなりません。要求されるスライド方向がフロントブレーキと同じだからです。
シートステイの下側とチェーンステイの下側にブレーキ台座があるタイプはフロント用、シートステイの上側とチェーンステイの上側に台座がある場合はリア用を選択します。

こちらはサンツアーXC Proのフロントブレーキです!
こちらは同じくリアブレーキです。
横から見ると違いがわかりやすいですね。右はSE機構を内蔵したリアブレーキです!サンツアーはリアブレーキだけSE システムを取り入れました。またUブレーキは造りませんでした。
横に文字が書かれています。

このSEシステムのメリットは、巻き込み効果を伴ってより制動力がアップするというものでしたが、重量が重くなるのと、スパイラル部分が減りやすくガタが出る、その後シマノが考案したSLRシステムに比べてタッチが重い、シューがリムに当たった瞬間を捉えにくい、セッテイングが難しいなどの欠点があり やがて消えて行きました。

見た感じはとても精悍でカッコよく私は大好きです!
30年前のブレーキですが、これから組み上げる90年製のMongoose IBOC-Signatureに組み込もうと思ってます!

近日中にアップする予定です!

SEシステムの様なユニークなパーツがたくさん出て来てた80年代は、この他にもワクワクする様な製品が目白押しでした。今後少しずつ紹介して行きたいと思います!