2016年2月18日木曜日

ルーツ

私は1991年3月にサムズバイクをオープンさせました。来月で丸25年になります。自分が開業する前に3年程修行させてもらったBMX RIOというお店が東京都世田谷区にあります!私の自転車屋人生のルーツです!久しぶりに訪問したのでついでにレポートします。

私がお世話になっていた頃は、社長とご両親と私の4人でお店をまわしておりましたが、数年前にお母様、昨年お父様が亡くなってしまい、とても寂しいのと同時に月日が流れたのを実感せずにはいられませんでした。

さほど広くはない店内、しかもBMX中心の品揃えですが、開業30年以上の歴史を感じさせるものが埋もれているので油断できません。
お店の外にはロングテール!何気にシンクロスのクランク...

ざっと店内を隠し撮り(笑)した画像を載せてみます。

現在の店長であり現役プロライダーでもあるネモウのハロー マスターが目を惹きます。

トップチューブが二本!

年季の入ったマシンはカッコいいです!

マングースのヴィンテージ!!

コレもループテール!

天井近くの奥のカベには、新品のCWとスカイウェイのTAの白。

さらにマングースのビンテージがカベにかかってますが、手前の棚には何気にMTBのお宝フレームが....!!!
書くとマニアが殺到して迷惑をかける危険性があるので具体的には書きません。どちらにせよ全てNot For Saleです!

手前にチラッと写ってる青いホフマンバイクスのコンドルも 今となっては懐かしいです。しかもカッコいい!!

コレもビンテージ!

RIOの技術力とセンスを象徴するスペシャルマシン!

あ、、、マンティ

コーダーのクランクに目がいきましたが、アレ?
レジェンド!ジョン・トマックのサイン!!!

こんなのは当たり前!レアなブラックもありましたが、奥の方にあって撮影不能でした。またACSのZリムの新品が色違いで2セットあったり...

またショーケースの中にも見所のあるレアパーツや ヴィンテージパーツ、ネモウ店長の私物販売のコーナーなどありましたが、全てを紹介すると訪問する方の楽しみを奪ってしまうので、興味のある方は実際に自分の目で見て来てください!


2016年2月14日日曜日

出土品

ビンテージBMXの中でも人気の高いハッチのトリックスターのフレームがサムズのバックヤードから出土しました。

コレです!今見ると プラットホームが懐かしいです!

プラットホームとは技を行う際にトップチューブに足を乗せ易くする為に増設されたパイプ部分です。
足を安定させて乗せられるステップの働きと同時に、効率良くフレームの補強、強度アップにも貢献する構造です。

またハローのマスターに代表されるようにトップチューブが2本になっているフレームもありました。



90年代初頭までは、BMXにはレーサーとフリースタイルという分類しかありませんでした。

現在はフリースタイルも細分化され、フラットランド用とかストリート用などにさらに分類されてます。

当時のフリースタイルBMXの特徴は

1 トップチューブにプラットホームがある。

2 ハンドルを回転させてもブレーキワイヤーが絡まらないシステムが搭載されている。(ジャイロシステムが代表的)

3 前後のハブ軸に足を乗せるペグ(ステップ)が付いている。

大まかに上記3つが特徴でした。

このトリックスターは、フロントフォーク自体にステップがあらかじめ付いてるのが特徴です!
この出っ張りは、中途半端で使いづらかったようです。かといってハブ軸にペグをつけると 邪魔になり、切り落としたり、違うフォークに差し替えるライダーも多かったです。

リアにもギザギザの付いたステップが付いてます!時代を感じさせますが、当時は馬蹄形のステップが流行りました。またコースターブレーキを固定するステーが時代を感じさせます。

コースターブレーキとは、べダルを逆に踏むとブレーキがかかるシステムで、リアハブにその機能が内蔵されています。ほとんどの製品はハブからアームが出ていて、それを固定しなければなりません。

フロントまわりの補強もステキな形状です!トリックスターはこのように重量を増やさないで軽量化に成功し、当時のフリースタイルフレームとしては抜群に軽かったのです。

余談ですが、このフレームにはあのマット・ホフマンが実際に乗って、ショーをやったという経歴があります。
ホフマンバイクスを立ち上げた頃、北海道に来てショーをやってる途中にホフマンのバイクがパンクしてしまい、このバイクにスイッチして、テールスピンやバックフリップをメイクしました。その時の驚きと感動は今でも鮮明に覚えています。
ヘッドにホフマンバイクスのステッカーが貼ってあるのはその名残りでしょうか...^ ^

難易度と危険度の高い技を 初めて跨がる他人のバイクでチャレンジしてしまうってイカレテます!しかもメイク!!一体頭の中はどうなってるのでしょう?私のような凡人には全く想像がつきません。

ちなみにマット・ホフマンはランページのリップから飛び出した高さが世界一としてギネスブックに載ってる方です!レジェンズ中のレジェンズです。

話が大きく逸れてしまいましたが、このハッチのトリックスターのフレームと当blog前々回「よこちん-2」で紹介したスピナーホイールを組み合わせて、「あるもの」を製作したくなりました。「あるもの」とは...もう少しだけナイショにさせてください!

完成したらもちろん紹介しますが、時間がかかりそうなので、途中経過の報告になるかもしれません。

お楽しみに〜なんて偉そうな事は言いませんが、私は楽しくて楽しくてしょうがありません!^ ^ニヤニヤ^ ^

最後に このフレームをroom 36に寄贈してくれたK氏(札幌のフラットランドレジェンド)に感謝します!

(寄贈されて数年経過し、バックヤードに放置してしまい存在すらも忘れていたので敢えて出土という表現をさせていただきました。m(__)m)


2016年2月12日金曜日

242424

突然のプラス気温で暖かい札幌シティーですが、今日のルーム36前の雪かきは重くて重労働でした。

先日組み上がった時にはアイスバーンで試乗を諦めたマングースのマヌーバに乗ってみました。

トップチューブの長さが530mmあるので、24インチに乗ってるという事を忘れるくらい無理のないポジションです。

クイックそうなBMXストレートフォークですが、意外とマイルドなハンドリングでビックリポンです!タイヤの空気圧を若干下げれば、突き上げ感も気にならないレベルです。

また420mmの長めのシートチューブのおかげで、漕ぎ出しのレスポンスは程よく抑えられ、直進安定性も良く 意図的に26インチのマウンテンバイクの乗り味に近づけている感じがしました。

変速機とのマッチングも良くて、街乗りはとても快適そうです。

フロントのチェーンホイールをもう少し小さいモノに変えて、オフロード 特にシングルトラックを攻め攻めで走ってみたいです!その前に私の年齢も もう少し小さいモノに変える必要がありそうですが、、、orz

ルーム36内に24インチ規格の自転車が3台あります。
いずれもこのblogで過去に紹介したマシンです!

奥はマングースのプロクラスクルーザー、真ん中は'88年製キャノンデールM600です。

この 子供車ではない 24インチトリオは いつでもルーム36で試乗できます!遠慮なくどーぞ。


2016年2月10日水曜日

よこちん-2

当blog(2015.11.27)のよこちんに引き続き第二弾です!しかもサムズバイクで長年在庫していたホイールセットが そうなっている事に今更気付きました!
ね!^ ^
鉄にメッキされた20"のホイールセットです!デザインがド派手過ぎなので全く売れず、長年ずぅーと売り場の天井に吊ってありました。

ピカピカしていて見えづらいかもしれませんが、左右からカパッと合わせて20本のネジで留めてあります。
そして真ん中にもう一枚フィンが仕込まれてて、そのフィンが自由に回る様になってます。

私はアメリカン感覚溢れるこのホイール...大好きです!但し鉄製で重いのでスポーツ走行(ストリート、フラット、レースなど)には向いてません。値段も前後セットで5万円程します。しかも保管方法が悪かったのか サビも出てます。

錆び!重い!高い!...売れる訳ありません!!(^^;;



上の3枚の画像を見てください!中のフィンは走行中も周りますが、止まってもしばらく回り続けるというゴキゲンでお馬鹿さんなホイールなのです。

このホイールは もう潔く販売は諦め 何か有効に活用しようと企んでおります。イヒヒ(-_^)

2016年2月9日火曜日

えび茶&グレー

イメージって大切です!というか勝手な妄想ですが。

私は「えび茶色」のブレーキシューは効くというイメージがあります。
スコット マトハウザー!このブレーキシューは見た目もカッコいいし、効きも最高です!

これも渋い船型のスコットマトハウザーのブレーキシューです!大好きです!旧いマウンテンバイクだけでなくランドナーなどに付けると似合います。しかも普通に見えて効きは強力!!オススメですが、今はもう手に入りません。orz

私にとって えび茶色はスコットマトハウザーの影響で、高性能ブレーキシューの代名詞なのです。

WTBのブレーキシューは値段は高いけどとても自然な効きで高品位なブレーキシューです!薄いえび茶色です!

ブレーキシュー部分は2色になってるモノもありました。
黒い部分はドライコンディション用ですが、えび茶部分はウェットコンディション用です!サスガの¥5800!
カンティーブレーキ用シューの最高峰でしょうか?!全ての状況で 高いレベルのブレーキングパワーを発揮しました。

シマノのシューもなかなか良いのですが、絶対的なブレーキングパワーは足りない印象です。

KoolStopの影響で グレーも効きそうなイメージです。なんとコレはシマノ。Uブレーキの純正シューでした。

見た目同じですが、アズテック!
さらに マディソンも酷似してます。

上記3つは同じゴム質っぽく、形も酷似しているので 製造元は同じだと睨んでますが、真実はわかりません。というより調べて無いのでわかりません。(^^;;

もちろん乗った感じの効き具合も違いは感じられません。ガツンとは来ないけど、コントロールしやすくかなり安定した効き具合です。

このブレーキシューはゴムというよりナイロン?ビニール?的な材質でビンテージバイクに多用されてますが、メーカー名は失念しました...m(__)m

でもかっこいいし、効きは最高です!ブレーキングパワーは最初からガツンと来ます。減りも通常のシューより遅い感じがします!

こちらは当時シアトルのプロショップで買ってきましたが、赤い色がタダモノじゃない事を主張してます。この個体は赤い本体にグレーのシューですが、黒い本体に黒いシューのモノも売ってました。

TDSというシアトルの会社で製造してるみたいで、現在もオートバイやクルマのディスクブレーキ用のシューを造ってるみたいです!

ウェットコンディションもドライコンディションも効きは大きく変わらず とても良いブレーキシューでした。

頭の良いシマノはその後 ブレーキシューのゴム部分だけ交換するシステムを提案して来ます!資源の節約を考えると素晴らしいシステムです。画像はXTです。

もちろんXTRもありましたが、シューの部分は共通の様です。乗ってみた感じは違いが感じられなかったので側の色の違いだけで ゴムの部分は同じ材質だと思います。

こちらはVブレーキシューを流用してカンティーブレーキに装着した例です!Vブレーキから シマノのシューもチューンナップ用のシューが不要なくらいのレベルでブレーキングパワーが得られる様になりました!

VANSのブレーキシューをピストやロードのキャリパーブレーキに装着したり、Uブレーキに装着するのが大好きです。ワッシャーやスペーサーを工夫すると、色々な使い方ができます。

90年代後半は Vブレーキ全盛でした!そして チューンナップ用のブレーキシューがどんどん姿を消して行きました。シューはシマノ純正でも充分に効いたのも事実です。
KoolStopはその時代でさえスペシャルなブレーキシューをリリースしてくれた唯一のメーカーです。赤いVブレーキシューが未だに忘れられません!!





2016年2月8日月曜日

KOOL

最近ブレーキシューといえばディスクブレーキのシューが話題の中心ですが、room36では苦手な分野です!

90年代初頭に発売されたプロストップのディスクブレーキは大好きですが...話が逸れるので止めときます。(^^;;

今回はBMXのキャリパーブレーキとMTBのカンティーナブレーキ、それとUブレーキ用のアフターパーツとして私の中でのナンバー1ブランド「KoolStop」を紹介します!


上の画像はブレーキアーチに純正で付いてた典型的なノーマルシューです。すべてダイアコンペ製です。ダイアコンペはブレーキもシューも国産のスポーツ用ブレーキメーカーの代表選手でした。シマノやサンツアーもほとんどダイアコンペのブレーキシューを純正シューとして採用してしていました。

BMXもMTBもレベルが上がったり、競技などでタイムが要求されて来ると より強力なブレーキングパワーが必要とされるようになります。

私が当時大好きで今も愛用しているチューンナップ用ブレーキシューを紹介していきます。

何と言っても筆頭はKool Stop!80年代の社外品のブレーキシュー専門メーカーです!画像はカンティーブレーキ用ですが、キャリパーブレーキ用もラインナップしてました。当時は白、黒、グレーがありました。
グレー

白は画像無しです。m(__)m

そしてKool Stopのシューには様々なバリエーションがありました。
今も生産されてるVANSのキャリパーブレーキ用のシューが未だに大好きです。なんとこれもKool Stop製です!効きが良く、何と言ってもVANSの靴の形をしていてオシャレで可愛いです!

GT純正シューもKoolStop製の物がありました。薄い形状ですが効きは本家と変わりません。

またBMXの世界ではスカイウェイのタフホイールに代表される樹脂製のホイールが流行りましたが、普通のブレーキシューだと 滑ってしまい全く効きませんでした。そこでタフホイール専用のブレーキシューがスカイウェイから発売になりました!

その名もタフバッド!
コチラはKool Stopと全く型が同じです。Skywayブランドですが、KoolStop製と思われます。

コチラは結構レアらしく、プレミア価格で取り引きされてるみたいですが、同じくスカイウェイの丸型ブレーキシューでPro Tuff Pads 。効きは強力です!タフホイール以外にも使えます。
やはりKoolStop製です。

放熱用のフィンが印象的です!細かい所まで アールを付けて、シューの角度がフレキシブルになり、理想の角度と位置にセットできます!

ノーマルシューはほとんど角度を変えられない物がほとんどですが、KoolStopはさすがにブレーキに特化したブランドだけあって、そういう所まで行き届いてます。全てのモデルが角度調整機能付きです。

フィンの色とシューの色はかなりのバリエーションがあり、タフホイールにゴムが付着しても目立たない様に ホイールと同色を選択できたのかもしれません。

80年代のBMX文化は ブレーキシューに限らず ほぼ全てパーツにカラーバリエーションがあったのが特徴です。カラフルで、自分の個性やセンスを色で表現できた楽しい時代でしたね。

その他幅広のシューなど 本当に色々な商品をラインナップしているすごい専門メーカーでした。

KoolStopは目立たない部分だったブレーキシューに 性能だけでなくファッション性も取り入れ、誰もが気を使い注目される部品に持ち上げた功績は大きいと思います!

皆さんご存知の通り 現在ももちろんブレーキシューの一流ブランドとして存在し ディスクブレーキシューやVブレーキシューも生産しております。

私はディスクブレーキシューもついついKoolStopを選んでしまいます。

先日このblogで紹介したPaulのメカニカル ディスクブレーキの純正シューにKoolStopが採用されていたのはとても嬉しい気分になりました!^ ^

次回はKoolStop以外のチューンナップシューを紹介したいと思います。